ジェフの危機

クゼ監督が解任された。(ジェフのHPでは契約解除となっているが、解任が正しいと思う。ジェフのHPには解任の理由も記載されてないし、解任を契約解除と曖昧な表現にしているし、このクラブの今の状況を表してはいないか?)

ジェフは前身の古川電工時代から一度も2部リーグに降格したことがないチーム、要は日本サッカー界の名門チームである。1980年代には現在のACLの前身のアジアチャンピオンズカップ(という名前だったかな)で優勝したことがある。現日本代表監督の岡田武史氏、協会の川淵某氏、奥寺康彦氏などもこのチームの出身である。

今シーズンの低迷は開幕前に予想できてはいた。だからこのように書いた →
http://soccersns.jp/member/1625/diary/61828/

予想は当たりつつあるが、何とも悔しいというか解せないことがある。
それはこの混乱を引き起こした張本人の社長が4月25日に「定期人事異動」でクラブを去っていることだ。こんな状態にチームをしといて、シーズン途中でおさらば。で、お咎めなしかよ?

下部組織は素晴らしいがトップチームというかフロントがこれでは先が思いやられる。そう、フロントにやる気というか、愛がないんですよね。部外者の小生にそう見えるということはサポーターの方々にはそういう状態、雰囲気がビンビンに伝わっていることだろう。誠に気の毒な話である。

クゼ監督の後任は外部より招へいするらしいが、そもそも選手層が薄いというか、選手の質が他チームに較べてかなり見劣りするのだから巻き返しは容易ではないだろう。
シーズンオフの主力選手とフロントの確執、アマル氏の後任監督決定までの迷走。今シーズンの不振の原因はそこにあった。

チームの再建のためには一度J2に落ちることを経験した方がよいのかも知れない。ジェフのサポーターの方には申し訳ないが。

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