フィエスタ開幕!世界は広い

しかし、ドイツのDFの弱さは深刻である。

日本戦の1点目もそうだったが、この日の2失点もDFラインがもうちょっとまともであれば、オフサイドが取れたであろう。こんなDFで上位進出などできそうもない。

これでもまだドイツを優勝候補に挙げる人がいるのであろうか?

 

一方コスタリカ。2点目の得点に至る流れを見ると、世界は広いと感じてしまう。ドイツDFラインのウラへ走りこむワンチョベへのパスの前。左に味方が上がった時、ボールを持っていた選手は当然そちらにパスを出すかと思いきや、真ん中にデレデレとドリブルでボールを持ち込み、センターバックの真ん中を通すスルーパス。そこに至るまでのスピードのなさ、キレのなさ、はそういうサッカーをこちらが見慣れていないだけで、コスタリカにとってみればいつものプレイなのだろう。世界中からちょっと多すぎる32カ国を集めたかいがあるってものである。もう少し運動量と気の利いたプレイがあれば番狂わせもありえたのだが。

 

そういえば、1990年のイタリアW杯。トリノのデッレ・アルピで見たブラジルVSコスタリカの試合もこんな感じだった。「ドロン、デレー」としたリズムのコスタリカをブラジルが攻めあぐみ(もっともこのときのブラジル代表はイマイチのチームだったが)、結局1−0。ブラジルは勝つには勝ったが、選手にとっても観客にとっても消化不良の試合だった。その時のコスタリカの監督はあのボラ・ミルティノビッチ。今考えると敢えてそういうダラダラした試合に持ち込んだのだろうと、今日のコスタリカの戦いぶりを見ると思えて仕方がない。

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