日本サッカーを象徴する川崎の試合運びのまずさ

少々大きなお題(タイトル)をつけてしまった。

 

ジュニーニョが退場になった時点で4−1。残り時間は30分以上。

これがイタリアのチームであれば、守りに徹し、相手をガツガツとマークし、相手を挑発し、時間稼ぎをし、時には速攻をねらい、何とか90分守りきってしまっただろう。

 

しかし、日本のチームにはまずメンタル面でそのようにできるだけの力量がない。(もっとも、世界中を見渡しでもそのようなことを涼しい顔で完遂できるのはイタリア人くらいなんだけどね。マテラッツィのあのふてぶてしさは日本人にはまねできない)

 

メンタル面は無理でも、チーム戦術、意思統一、気の利いたプレイ、で何とか川崎には90分乗り切ってほしかった。(好きなクラブはFC東京としている小生がこう書くのは大きな矛盾のようであるが、日本サッカー界、日本代表の勇躍を常に願っている身としてはこう書かざるを得ないのだ。)

 

2週間前の味スタでのガンバもそうだった。2点を先制し、3点目なんかいつでも取れそうだ、なんて行っているうちに自らペースを乱し、シジクレイとGKのミスから今野に点を奪われると、ずるずるとDFラインが下がる(ドイツの代表の時と同様これは宮本の責任が大きいけどね)。そしてノリオと石川直に惨殺されたのだった。

 

これじゃ、困るんだよ。

 

アジアユースの韓国戦もそう。

一人退場したからって、あれだけずるずるラインを下げて守勢一方、殴られっぱなしじゃどうしようもない。前線に森島 &/or 青木 を残し、「いつでもぶん殴ってやるぞ」という姿勢を常に見せておかないと相手は怖くないわさ。あと、審判が見えないところで相手の後頭部をこずくくらいのこと、何度もやんないと。(でも、内容はともかく韓国に勝ったのはスゲーうれしいけどね。)

 

これでレッズの優勝はほぼ決まりだろう。

レッズ、ガンバ、川崎。トップ3の中で浦和の試合が一番つまんない(あれだけの選手を揃えてあの程度の魅せるサッカーしかできないのは残念)けど、試合運び、DFの強さは浦和が抜けている。何といってもトゥーリオとワシントンが計算できるプレイを毎試合しているのが強い。

11月26日に味スタでFC東京とレッズが対戦するが、FC東京が勝つのは至難の技だろう。それだけレッズは手ごわい。それがそのままガンバと川崎との差なのである。

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