大分カテナチオ

という表現を使っても許されよう。それほど大分の守備は固い、というか、手ごわい。

反町前U23代表監督が「大分のボランチ２人がそのままチームに欲しい」と言ったとか、言わなかったとか、のホベルトとエジミウソン。この２人がチームの心臓。
北京ではいまいちだったがチームではDFラインの真ん中で存在感抜群な優男（やさおとこ）森重。GKに次期A代表のゴールマウスを守りそうな西川。
前にはゴリラ・ウェズレイ　と　キャラも含め短期間の間に妙にチームにフィットしているデカモリシ。控えに高松。MFの前目にはいつビッグクラブから声がかかってもおかしくない金崎。（個人的にはいきなり海外に行って欲しいと思っている）　左右に実力者、鈴木シンゴに高橋。
そして監督は次期日本代表の監督候補と言っていい名将・シャムスカ。その名将の戦術がチームに浸透しているのだから強いわけだ。

今日の試合も決定機はホームの浦和よりも多かった。
試合運びもたくみ。無理はしないがいざという時は森重がゴール前まで上がる。
また、ポンテを非常にいやらしくマークしてゲームから消してしまったのも見事だった。（深谷と口、手、足でやりあっていたようだったがTVの画面ではその頻度がよくわからず残念だった。スタジアムでこの２人だけを９０分間追っていても面白かったろう）
１１月１日のナビスコ決勝は国立に向かう予定だが、この日の試合を見る限り初タイトルが取れそうな気がする。清水もいいチームだが今シーズンのチーム状況、藤本の離脱を考えると６−４で大分買いである。（今日の試合での西川の怪我は気がかりだが）

一方のレッズはホームなのでもっと攻めてよかった。
速効をしかけても攻めるのは最大で４人。昨年からずっとリスクを冒さないサッカーをしているが、これだけのメンバーをそろえているのだからもっと攻撃的なサッカーをしてもよのでは？サッカーのためにはその方がずっといい。　多くのサポーターの方もそう思っているのではないだろうか？