充実神戸

神戸、柏ともこの試合の前まで14位、17位と下位に位置しているチームだが、中盤の運動量は共に豊富で、絶対的なプレイヤー(ボッティ、金やフランサ)を怪我で欠いているものの、DFに強力なストッパー(北本と古賀)がいて、GKは代表級といっていい(榎本と菅野)、と現在のチーム状況は結構似通っており、試合前からかなり楽しみにTVの前で座っていた。

結果は早い時間にマルセウのヘディングで先制した神戸が終始試合を支配して勝利した試合だった。神戸が充実した試合運びを見せた。

この先制点が非常に大きかったが、試合を分けたのは「正確性」だったと思う。具体的には柏の方がより正確性に欠けた、と思う。
中盤がある程度つぶしあいになることは予想できたが、ボールを奪った後の味方につなげるパスが神戸に奪われたり、味方に通ってもずれたり、と柏は自ら墓穴を掘ってしまうシーンがいくつもあった。特に後半のスコア1−0から2−0になるまでの間がよくなかった。

中盤が頑張るが結果が出ないという意味ではお隣の千葉もそう。力強さはあるが攻めた時の正確性がなく、ミスパス→疲れて全軍が帰ってくる、ということがままある。調子の上がらないチームはえてしてそのようになってしまうのだけれど。

一方の神戸は主力に怪我が多いものの、その代替選手があれだけのプレイを見せられるというのはチームが充実している証拠。ここまで順位はいまいちだが、監督が代わった初年度はどのチームも苦労するわけで、インテリルックスのカイオ・ジュニオール監督はかなりの手腕を持っているのだろう。ガンバ戦の田中、この日の馬場とゴールを決めた選手がベンチの監督に向けて歓喜のランをするというのはチームが一体になっている証左である。

この日のMOMは朴であることは疑いがない。金、ボッティと同じ中盤に強力なライバルがいて苦労しているであろうが、その2人の代わりであれだけのプレイができるのだからあっぱれとしかいいようがない。 今シーズン、ホムスタで神戸と対戦するチームはどこも苦労するだろう。

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