1週間遅れだけれど。観戦記とFC東京の今シーズンについて
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ラスタマン
2007年03月03日 08:08 visibility42
もしや、すごい人手?でもまさかね。寒い日だし−−−。
などと考え、ASAHIで買った自転車をこいで味スタに向かったら、何のことはない、ものすごい人手。いくら無料(ただ)だからって、ここまで入るとは。プロ野球みたいな人数発表だけど、18,000人。当初予定されていなかったメインとゴール裏の2階席まで解放されたが、満員。
みんな、飢えていたんだね〜。サッカーの生観戦に。しかもFC東京、昨シーズンはダメダメなシーズンだったし。今年は原監督の再任、大物選手の獲得とニュース性もあるから。
試合の方は1−1。ま、こんなもんですかね。
ベストメンバーのベルディに対し、こちらはオリンピック代表トリオ(梶山、伊野波、平山)と今野(カゼ)、ルーカス(捻挫)、茂庭(脱臼)がおらず完全に飛車角落ち。ユースからの昇格組み含め新しい選手を試し、味スタの芝の感触を確かめたってことで。
今シーズンのFC東京について極めて冷静に。
優勝は無理でしょう:もちろん優勝戦線に絡めるに越したことはない。観る方も楽しいし。でも、今の選手層、チーム力では無理。
理由その�DFに難あり。現在茂庭が長期離脱中。新加入のエバウドは膝のケガもあり体調不完全。開幕は右SBからコンバートされた徳永とユースから昇格した18歳の俊英・吉本がどうやらCBとして先発するらしいが、急造のCBコンビで勝てるほどJリーグは甘くない。シーズン34試合の長丁場。1,2試合いい出来でも、それが1シーズン持つかどうか。今日の開幕の広島戦。青山、柏木、森崎、駒野ら中盤に支えられたJ屈指の2トップ、ウェズレイと佐藤寿人に「やられてしまう」可能性もある。DFの安定なくしてリーグ戦は乗り切れない。
理由その�長年の懸念トップ下:今年は(も?)梶山、ルーカス、栗澤、馬場あたりが務めることになるだろうけど、絶対的な存在がいない。ガンバの遠藤、二川、レッズの小野、ポンテ、長谷部、川崎のジュニーニョ。こう並べるとFC東京が劣っているのがわかる。オリンピック代表でもこのポジションを任せられている梶山がどこまで成長するか、化けるか?元来がもう少し後ろのポジションでプレイして来た選手であるが、それだけ前目でプレイするか、できるか? FC東京、オリンピック代表の浮沈がこの妖刀・梶山にかかっていると言っても過言ではない。
理由その�メンタル面の弱さ:言葉を変えて言うと、元気、気合、根性、執着心がない、ということになる。今年千葉から新潟に移籍した坂本、鹿島から同じく新潟に移籍した深井。このような選手が欲しかった!いるだけで緊張感が出るような、負けていても一歩も引かない強さ。FC東京にはこういう選手がいない。(いい選手であるが福西にはこういう雰囲気はない)
でも、いいんだ今年は。15シーズン目を迎えたJリーグ。そんなに甘くはない。今年、来年といい方向性で可能性を持たせるサッカーを見せてくれれば。その中で優勝を狙える年があればその時は確実に栄光を掴むように努力する。それしかなかろう。
そういう意味で厳しくも暖かく、かつ冷静な視点が必要。サポーターもフロントも監督もコーチもそして選手も。方向性が間違っていない時に勝ち点が上がらずに焦る。そういうことだけは絶対に避けなくてはならない。
さて、蹴春到来です。選手全員がケガをせず元気に楽しいサッカーを見せてくれることを。そして我々サポーターに大きな夢を。特に子供達は最高の夢と感動を。。
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- 事務局に通報しました。
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