好調同士の試合だったが・・・。
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ラスタマン
2006年08月27日 10:25 visibility52
上期の味スタでのFC東京vs清水エスパルス戦はガーロ監督時代のFC東京の出来の悪い試合の中でも最低の部類に入るものだった。結果は1−0だったが、内容は完敗。見るべきものは0だった。
しかしこの日はFC東京もその時よりずっと良い状態だったので、相当いいゲームを期待していた。立ち上がりは右サイドを石川直、徳永のコンビネーションで崩し、FC東京ペース。しかし攻撃陣を不動のメンバーで固め、コンビネーションも抜群の清水に押し返される。で、徳永の不用意なファイルによるPK。(徳永よ、将来の代表の右サイドバック候補の君があんなに安易にペナルティエリア内でファイルをしてはいけない。) しかし、マルキーニョスがびびってPKを枠外に飛ばす。そこからはお互いタレントの揃う中盤がせめぎあい、いい試合になった。しかし、一つのジャッジが試合をつまらないものにした。
http://soccersns.jp/member/1625/match/1673/
このような観戦記を以前書いたことがある。舞台の大きさはこちらの方が遥かに上だが、試合をつまらなくしたという点では同じだ。
レフリーの位置からは徳永が相手選手を後ろから押したように見えたのかも知れない。しかし、CKからの自軍ゴール前でDFが相手選手とあれくらい激しく競る(せる)のは当然。非常に残念な判定だった。
さらに痛かったのは徳永の退場。好調エスパルス相手に一人少ない状況で、しかもアウェイで戦うのは困難を伴った。結果は2−0。終わってみれば清水の完勝だった。(でも、チョジェジンの2点目、フリーでシュートを打たしてはいけなかった。陽平!反省せい。)
しかし、清水の攻撃陣は魅力だ。
チョジェジン、マルキーニョスとタイプの異なる決定力のあるFW。
藤本、兵藤のゲームメークにボランチの位置から駆け上がる枝村の攻撃参加(しかも進出するポジションがいい)。そしていぶし銀、伊東のバランスあるプレイ。
これらに2014年の日本代表のセンターバック候補・青山がいる。
一時期資金力のなさなどから苦境に陥った清水であるが、長谷川監督のもと、2シーズン目に入り完成したチームになったと言えよう。
このままけが人なく、選手層がもう少し厚くなれば、今年の天皇杯は非常に期待できよう。リーグで勝つのはまだ苦しいだろうが、来年度のナビスコでタイトル獲得も目指せよう。
清水や川崎F、大分、大宮。このあたりのチームがこれだけ力を付けて来て、Jリーグは本当に面白いプロリーグになってきた。この点を非常にうれしく思う。
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