2点差は悪夢の始まり

トルコ対チェコ

コラーのヘッドで先制 
同点狙いのトルコをカウンターで突き放し
と ここまではチェコの思惑通り。
特に2点目は鮮やかなカウンターが決まりました。
トルコから中盤でボールを取ると 右のシオンコがアーリー・クロスをファーへ。
大外から全力で突っ込んで来たのは長髪のプラシル
体ごと飛び込んで2点目ゲット。
ポボルスキーかネドヴェドか つーぐらいなもんで
全盛期のチェコが甦ったようでした。

50年間負けてないトルコ相手に 2点差は安全圏
ポルトガルには力負けしたけど これで2位通過確実
とチェコの誰もが思っても不思議ではないです。
ただ 後半から降り出した雨がイヤな感じ
しかも残りはたっぷり30分。
チェコにとって 悪夢の始まりでもありました。

一方トルコは
初戦ポルトガルに叩かれて意気消沈しましたが
スイス戦は劇的逆転勝利。 
そのイキヨイをチェコにぶつけるハズだったのに あらあら2点差。
それまでの攻撃がチェコの堅守にまるで通用しなかったことからして
諦める? と思って見てたらここからが凄かった。
もう これでもかこれでもかって言うほど右のアルティントップがクロスを送り続ける。
これでどーだ? ダメか  これならどーだ? もうちょいか んならこーだ
それまでも同じ様な攻撃はしてたのですが
山なりのボールが多くて チェコのCBに撥ね返されてました。
しかし2点差を本気で挽回するつもりのトルコは全員一丸
チェコのカウンターを阻止しながら ボールを取ったら右へ展開
アルティントップは 時に深くえぐり 低くて速い折り返し
時に意表を突いたアーリー・クロスと実に見事な配球をします。
ただ上げるんじゃなくてチェコのCBが予想してない方を選択してるかのよう。
あれよあれよと言う間に逆転まで持ち込み お祭り騒ぎ。 
実況では逆転劇に興奮しっぱなしで アルティントップについては触れず仕舞い。
なので ここで簡単に補足しておこう。

ドイツ生まれのトルコ人で シャルケからデビュー。
そもそも鮮烈なロング・シュートで注目を集めたらしいが
クロスの質も素晴らしいです。
実力を認めたドイツの協会は帰化を勧めたそうです。
しかしそれを断りトルコ代表としてEUROに出場 だってさ。
現在の所属はバイエルン。
ちゃっかりしてるよ バイエルン。

チェコ相手に驚愕の逆転劇を演じたトルコ代表ですが
あーゆー攻撃をなぜ前半からやれなかったのか
つートルコ人記者のイジワルな質問にテリムも答えられず はぐらかすのみだったとか。
「諦めない気持ち」とか ありきたりのこと言われたって
誰も納得できるもんでもない。
テリムとトルコのメディアは険悪らしいから。
これで前回のギリシャみたいにトントントーンと行っちまえば
テリム 神!!
と称賛で終わるんだろうけど
究極の行き当たりばったり がどこまで通用するか
今大会の話題がひとつ増えた つーとこかな。 

諦め切れないのは ツェフ。
ニハトの同点弾はツェフのキャッチ・ミスから生まれました。
雨で滑ったんだよ。 
アルティントップの蹴ったボールは絶妙な回転をしてたんだよ。 
滑った感触は ツェフの両手に今もハッキリ残っていることでしょう。
ポルトガル戦の試合終了後
パウロ・フェレイラとカルヴァーリョに慰められてたけど
まさかトルコにやられるとは あの日 想像も出来なかったでしょう。

立ち直るのに時間はかかるかも知れませんが
これで自信をなくさないようにして欲しいです。
チェルシーの新監督がスコラーリに決定 
つーのも不思議な因縁を感じますが
弱気になってるとスタメン剥奪されちゃうからね。


スイス対ポルトガル

消化試合です。
Bチームのポルトガルが八百長を演じるのではないか
と疑心暗鬼で観戦。
もう一方のホスト国オーストリーが お情けで盛り上がりましたからね。
スイスとしても なんかオマケにあずかりたいんじゃないか と。
ポルトガルが こそーっとスイスに花を持たせるんじゃないか と。
一応キビシイ目で90分観戦。 ( ヒマ人

しかし さすがBチーム
見事に点が取れない。
ポスティガもクアレスマもナニも なにがなんだか状態。
オフ・サイド・トラップに引っかかるは 枠に嫌われるは
そりゃあトホホな有様で スイスの勝ち。

先制点はともかく 2点目のPKは大甘判定。
1点差じゃ もしもってことがあるからね。
八百長疑惑が垣間見えた一瞬でした。
ポルトガルには敵わないけど
チェコやトルコ相手なら勝ち点拾えるかも
と甘い夢を見ていたスイス・サポには皮肉な結果に終わりました。
EUROはキビシィw




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