今期か、それとも今季か

期初である4月は忙しい。
「こんきのベガルタは外国人補強がなくても大丈夫?」
と聞かれると最近、気になるのは「外国人」より期なのか、季なのか。
私は季を使うようにしている。

会社では一定の期間ごとに決算を行なうので期が正しい。
期末期初の忙しさはサラリーマンの苦痛ではあるが、会社としての良し悪しを示す必要な決め事であろう。

サッカーは秋開催の地域、国もあり、季節を愛でるという意味で季のほうが正しいと考える。
この季節になるとスタジアムそばの木々が芽吹くなあとか、寒い中でも一生懸命、練習するオフとか、その歳時記を感じるものだ。
どちらかと言うと「今季」というのが、自分の感覚にはあっていると思う。
どこかにそんなことの定義があるのだろうか。


よく言われるベガルタの外国人助っ人の話。
得点の少なさに嘆く人達にとっては、外国人助っ人がいることで勝ちきれる試合も多くなる可能性もあるだろう。
今の段階ではそういう状況だ。
しかし元々、金のない時に高い年俸や代理人の手数料、調査費などをかけるなら国内にいい選手を見極める方が先だろうとも云える。
毎年、戦力外になる選手達がいる。
出場機会を求める者がいる。
チームのポジションが重なる者がいる。
レベルアップを求めて、他のチームにいく者がいる。
様々な理由で所属を離れ、次の所属を求める。
プロらしく、新しいチームで勝負をかける者を見出し、チーム力を上げることができると思う。
気持ちが通じていればスキル以上の戦力になることもあるはず。
そういうものはやはり、外国人より日本人のほうが見出しやすい。
気持ちを見せるプレイ、それを一番に求める私は、外国人の補強をベストだとは思わない。
むしろ、自らゴールを決めようとするFW陣の奮起を促すことが必要だと思う。
PKでもいい、FKでもいい、ごっつあんゴールでもいい、体ごとゴールマウスに向かっていく姿をまず見せるのがプロ選手として成功の証だと思う。

季節の移り変わりを感じる生活の中でサッカーという季節を感じながらひたむきに勝利を目指すベガ選手をサポートすることが今の楽しみかな。

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