一日も早い復興を!安心して野球の楽しめる日々を!
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舎人
2011年03月19日 01:18 visibility286
マグニチュード9.0の巨大地震・・それによってあんなに楽しみにしていた球春が一瞬にして消し飛んでしまった感じです。私は11日の午後、赴任先の群馬の北部の市に出掛けていて、そこで地震に遭遇しました。元々、群馬県は地盤が強く、地震による揺れなどはあまり心配のない土地柄なのですが、それでもかなり建物が揺れ、まるでテントの中で突風に襲われたような感じでした。なんとか無事だったものの、家族や仕事上の関係者などに全く連絡が取れなくなり、慌てて川口の自宅に車で戻りました。しかし、いつもは2時間程度で帰宅できるところが、酷い渋滞、8時間近くかかってようやくたどり着く有様です。それでも途中でなんとかメールや携帯が復旧し、安否の確認が取れたのは幸いでした。全員無事でした。各々が色々あったようですが、取りあえず私の周りの人間は大丈夫だったようです。
それから一週間、連日の余震と計画停電と原発事故とガソリンを始めとした物資不足・・震災は未だに続いている感じです。今日は給油するのに3時間も並んだのに12ℓしかガソリンを給油できませんでした。電池は単1、単2は全くの売り切れ状態、単3、単4が僅かに残るのみです。こんな不安になったのは生まれて初めてですし、気が滅入ってしまいそうになります。しかし、直接の被害のあった東北地方や茨城・千葉の沿岸の方々の苦しみを考えれば、私のものはただの不便に過ぎません。被災者たちのことを思うと、なんとかしてあげたいと思うばかりです。義援金はもちろんのこと、少し落ち着いたら手伝いに行きたいと思っています。運転手になる位しか私には出来ないかもしれませんが・・
そんなまだ騒然としている中でセ・リーグの開幕が25日に予定通り開催されると決定しました。どんなに酷い災害があっても、誰かが経済を回さなくてはいけません。そのためにプロ野球などの興業は必要なのかもしれません。しかし、これは空気が読めていない!どう考えても時期尚早です。発売中の週刊ベースボールの中に震災関連の記事があってこんな文章がありました。
「(前略)野球界も大きな影響を受けた。野球をやっている場合ではない。被災地出身の選手、そこに家族、友人がいる選手もいる。プレーする側、見ている側が心から没頭してこそ成立するのがスポーツであり、野球ではないだろうか。テレビに映るがれきの街、住む家を失った人を見て、そういう気持ちになれるだろうか。(以下略)」
私も全くこの記事と同じ意見です。少なくとも現在の騒然とした事態が終息に向かい、先々の見通しが少しでも見えてきてから開幕はするべきだと思います。それでも開催するというのなら、ナイターは絶対やってはいけない。そうでなくとも関東から北は大規模停電に対する備えで街が暗く、商店もやっているのかいないのか分からないような有様なのです。そんな中で煌煌とナイターの照明を光らせることは多くの人の気持ちを逆撫でることになるでしょう。それにしても東京ドームはこれを機会に破棄できないのでしょうか?なんの興業も行っていないのに、気圧を維持するためだけに、おそらく莫大な電力が使われているのだろうと考えると、あの屋根を破りたくなってきます。
明日はイースタンリーグの開幕が予定通り行われます。これもできれば少し遅らせるべきだと思っていました。それでも明日からは、橋本や星といった被災地出身の選手たちが募金箱を持って義援金を募るそうです。そういった復興へ向けての試みのあるのなら少し意味があると思います。私も行って些少ながら協力したいと思います。そして、少し晴れやかな気持ちになって若手たちのプレーを観戦したいと思います。
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2011年3月19日
- 事務局に通報しました。
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