清武さんがGMになった・原監督との関係

  • 舎人
    2011年05月27日 18:55 visibility699







先日の火曜日、巨人の球団代表の清武さんが巨人のGMに就任しました。この肩書きに加え、専務取締役球団代表と編成部長、オーナー代行という肩書きも付くことになり、実質的に巨人の全てを総括する立場になったようです。桃井社長もオーナーになり社長を兼任。清武さんの総括の下、桃井さんが裁可を下すといった感じになるのではないかと思います。



ただ、清武さんの肩書きが強化されたことは間違いないでしょうが、編成に関して実質的な仕事が変わる訳ではないでしょう。今までもいわゆるGMとしての仕事をしてきているからです。



清武さんの著書は何冊も読み、週刊ベースボールのコラムもなるべく書かさず購読していますが、時々、原監督に対するメッセージめいたものがあり面白く感じます。元大阪爺さんが以前話していましたが、2人の間には付かず離れずの微妙な距離があるのでしょう。










現在発売中の週刊ベースボールの清武さんのコラムはそんな感じのものでした。“ケガ人続出で以前なら頭を抱えてしまうところだが、若手にとってはチャンスだ。”(阪神の四番新井を引き合いに出し)、“新井が若かった頃、それはヒドい守備で「エラー王」とやじられていた。それを当時の広島の山本監督は猛特訓で育て上げた。 ”


「(新井は後に本塁打王になるが)チームの我慢の上に、ホームランとタイトルがあるのだ。大きく育てたいなら、ケチなことを言ってはいけない」



まるでどこかの巨大掲示板の若手ファンのような文章です。このケガ人続出のチーム状況をどこか自分の用意した育成システムの成果を試す機会として歓迎している節を感じます。 そして、新井に大田を重ねているように私には思えます。


現場を預かる原監督にしてみればケガ人続出はたまったものではないでしょうし、「ケチなことを言ってはいけない」と言われても、勝敗を無視する訳にいかない。しかし、育成よりも勝利を優先するように指示するフロントが多い中、このように育成を全面的に支持してくれるGMの存在は、原監督にとっても決して悪い気はしないと思います。清武さんの言葉は痛し痒しといったところでしょうか・・



ゼネラルマネージャーとフィールドマネージャーは車におけるタイヤの両輪に例えられます。一定の距離を保ちつつも、連動することによって前に進むのです。今は決して良いチーム状態とは言えませんが、車の向かう方向さえ間違わなければ、きっと悪路を突破できると思います。



今発売中の週刊ベースボールの清武さんのコラムの後段は山本や福元たちの支配下昇格秘話が載っています。巨人ファンなら一読の価値ありです!











































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