田中と成瀬は先発タイプか?リリーフタイプか?実戦登板2試合目の投球アップ

  • 舎人
    2011年06月15日 05:42 visibility669






































宮國に続き、田中と成瀬の実戦登板2試合目の動画をアップしました。成瀬のものは全投球をアップしましたが、田中のものは一回表のものです。二回表の投球はあまりにヒドく、だれてしまうものになるので今回は端折りました。

前回は宮國が先発でしたが、この試合は田中が先発、ちょうど宮國と田中が入れ替わった感じです。球団としてはおそらく2人をライバルとして競わせる方針なのでしょう。西村と平岡、木村と東野、辻内と加登脇・福井、宮本と齋藤・笠原、このように巨人は必ずと言っていいほど高卒投手に同世代のライバルをあてがおうとします。それが後に入団時の評価と逆になったりするのですから面白い。木村よりも東野が上になるとは入団時予想できた人は少なかったでしょう。辻内の時はもっと凄い!一人は鳴かず飛ばず、一人は3年で自由契約、それが一番下の評価で入団を拒否して回り道をしたはずの福井があっという間に一軍戦力!?巨人の育成能力は早稲田以下なのか?これはシャレでは済まされません!

それはさておき田中の投球。どうも前回に続いて打ち込まれています。二回を投げて被安打6、与四球1、失点3という内容です。どうやら投球フォームに問題点があるのでしょう。体の開きが早く球が見やすいのかもしれません。登板の翌日の報知新聞の“二軍なう”で「いい緊張感で試合に臨めたが、球が高めに浮いてしまった」と語っています。球速は144キロを4回記録、前回は同じ2イニングで145キロを6度記録したので、やや及ばなかったものの、それでも十分に安定した球威を見せてくれました。これからどのようにプロで通用する投球を身に付けるのかが田中の課題になってきますが、球威といい、特長のある変化球といい、度胸のありそうなキャラクターといい、私は田中の適性をどちらかというとリリーフタイプに感じます。出てくるのは最短で再来シーズンでしょう。時間をかけてスケールの大きな投手になって欲しいと思います。






































前回同様、3番手で登板した成瀬は五回1イニングを三者凡退に抑えていました。ゆっくりとした投球フォームからキレのいい球が投げ込まれていきます。全投球のほとんどがストレート出したが、三振に打ち取った球はおそらくフォークではなかったかと思います。前回投げていた緩い100キロ台のカーブはこの日は投げていませんでした。この試合のMAXは140キロでした。成瀬は甲子園でリリーフとして登板したのですが、私はメリハリもある投球ができる点でなんとなく先発などイニングイーター的な適性を期待してしまいます。

宮國は迷う事なく先発タイプ、田中はどちらかと言うとリリーフタイプ、成瀬はどちらかというと先発タイプ、そんな感じを彼ら3人に2回目の登板を見て思いました。

辻内たちの世代のように高卒投手の立場など数年で逆転してしまいます。宮本たちの世代も入団時の評価が低い順に、いつの間にか立場が逆転してしまっています。宮國たち3人もいつしかトップに立っているのは成瀬かもしれません。しかし、高いレベルで競い合って願わくば3人とも大成して欲しいと思います。その可能性は十分ある3人だと私は思います。

田中太一 プロ実戦登板2試合目 2011年6月12日 ←New
成瀬功亮 プロ実戦登板2試合目 2011年6月12日 ←New

この試合の残りの話は木曜日にする予定です。乞うご期待!

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