年々早まるイースタンリーグの開幕 10年前より2週間も!?

  • 舎人
    2013年03月16日 01:12 visibility665
いよいよ明日はイースタンリーグの開幕です。これから半年にわたって、若手選手たちがどんなドラマを見せてくれるのか楽しみです。しかし、どうも腑に落ちない気が・・こんなにイースタンリーグの開幕って早かったっけ!?以前は桜が満開の頃に始まっていた気がします。それが今年はようやく梅が開花して間がありません。現在開催されているWBCの決勝は来週の水曜日3月20日ですが、第一回のWBCの決勝キューバ戦も2006年の同じ3月20日春分の日でした。その同時刻に辻内がジャイアンツ球場で先発していたことを思い出します。しかし、これはよく調べてみるとイースタンリーグの話ではなく、教育リーグのことでした。少なくとも辻内のルーキー時よりもイースタンの開幕は5日以上早くなっているのです。曖昧なままにしてはいけないと思い調べてみるとびっくりの結果でした。

巨人のイースタンリーグの開幕日
2001年 4月01日 公式戦試合数100
2002年 3月30日 公式戦試合数100
2003年 3月29日 公式戦試合数100
2004年 3月27日 公式戦試合数99
2005年 3月26日 公式戦試合数96
2006年 3月25日 公式戦試合数96
2007年 3月24日 公式戦試合数96
2008年 3月22日 公式戦試合数96
2009年 3月20日 公式戦試合数108
2010年 3月20日 公式戦試合数108
2011年 3月19日 公式戦試合数124
2012年 3月18日 公式戦試合数114
2013年 3月16日 公式戦試合数???

なんと、2001年以降、毎年数日単位で開幕が早くなっています。私の思い違いではありませんでした。10年前よりもおよそ2週間もイースタンリーグの開幕は早くなっていたのです!

しかし、どうしてこのようなことになったのか?1つにはイースタンリーグが2004年以降、7球団になり効率的な試合消化が出来なくなってしまったことがあると思います。もう1つの理由として、2009年以降の試合数の増加が理由として挙げられます。育成選手制度を導入したこともあり試合数を増やす必要が生じました。96試合が108試合に増え、さらに108試合以外の公式戦=イ・ウの交流戦も、以前より盛んになりました。そういった試合数増加の影響でさらに開幕が早くなってしまったのではないかと思います。

結果よりも育成が大事なファームにおいて、この開幕日の早まりは関係ないのかもしれません。しかし、やはり二軍とは言え公式戦になると一気に緊張感は高まり、レベルも上がります。一軍の開幕までの期間が長くなったということは、もしかしたらベテラン選手たちの一軍開幕までの格好の調整の場所にされてしまう恐れもあります。しかし、逆に考えると、そこでアピールできた若手は、一軍の開幕までに抜擢されるチャンスが広がることになるかもしれません。若手選手たちにはこのような変化に翻弄されるのではなく、変化を味方に付けるしたたかさを期待したいと思います。明日からが本当に楽しみ。頑張れ若手選手たち!

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