プロアマ交流戦/黄志龍のピッチング・姜建銘の思い出

  • 舎人
    2010年03月29日 00:52 visibility378



Hondaと巨人二軍のプロアマ交流戦を見にジャイアンツ球場へ行ってきました。


試合は打力が上回る巨人が8対1と大勝しましたが、


そういった勝ち負けよりも、私の興味はまだ見たことのない新戦力について。


公式戦では登場しない選手がこういったプロアマ交流戦のような試合には登場するからです。


私が巨人の選手でまだ見たことのない選手は、


育成入団の立石と、台湾から来た黄志龍(ファン・ツーロン)の2人だけなのですが、


今日は黄の投球を見ることができました。




初めて見た黄は日本に来たばかりの頃の姜建銘を思い出させる躍動感に溢れる投手でした。


姜はどちらかというとコントロール主体の軟投派の投手だった印象が強いのですが、


来日した時の投球は全く別の投手のようでした。


2005年の8月に姜が来日初登板をした時のことを今でもはっきりと覚えています。


全身をバネのように思い切り使って力投していました。


球速もその試合では150キロを計測したそうです。


投球フォームもその当時はもっと上から投げていました。


それが、その初登板の後に腰を痛め、その故障明けには、


不思議なことにストレートが130キロ台後半しか出なくなっていたのです。


その後、球のキレと制球力で一軍でも戦力になったりしましたが、


私はあの来日時の姜はどこに行ったのか本当に残念に思っていました。




今日見た黄の投球は来日した当時の姜に重なって私には見えました。


全身を使って思い切り押し込むような力投をしています。


ストレートのほとんどがシュート回転しており、


けっしてきれいな球筋ではありません。


しかし、これが幸いして打者が上手い具合に打ち損じていました。


MAXは141キロ、ストレートの平均球速は139〜140キロといった具合で、


今日登板した巨人の投手の中では一番球威を感じました。


ランナーのいない場面ではほとんど140キロ以上を投げていましたが、


ランナーを背負うと、2〜3キロほど球速が落ちます。


しかし、セットポジションの方が制球は定まっていました。




今日は2回を投げて、被安打1、与四球1、奪三振1、無失点という結果でしたが、


次はイースタンで投げる姿を見てみたいと思います。


すぐに支配下登録は厳しいと思いますが、


もう少しまとまった投球ができれば面白い存在になると思います。




黄志龍(巨人)のピッチング


http://www.youtube.com/watch?v=a1dPptEIQPk







































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