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サンガ上昇気流の風に乗れ!
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リオネル
2007年05月04日 22:31 visibility54
先ず最初にお断りですが今回諸事情があり、今季初のスタ・TV観戦とも出来ませんでした。
試合内容は様々なメディアからの情報を元に大まか把握できました。
両チームとも攻守が前後半ではっきりと分かれたゲーム展開となりました。詳細は主にJ’s GOALより転用させていただき、後にコメント入れさせて頂きます。
伝えたい気持ちをまとめきれず、長文になってます。お時間取らせてしまいますがヨロシクお願い致します。
前後半でゲームの支配主が入れ替わった対決は「先手」の京都が逃げ切り。仙台の開幕からの無敗は11でストップ
◎会場 : :ユアテックスタジアム仙台
◎観戦者数: 19033人
◎天候:晴れ
◎気温:19.9℃
◎湿度:47%
◎風:弱風
【前半】
このゲームの先手を取ったのは京都。そして仙台は、その流れに逆らうことが出来ぬまま、25分の失点までほぼ何も出来なかった。 決勝点となるこの京都の得点は、仙台守備陣の一瞬の緩みを突いたもの。中央寄りの位置に絞っていた徳重から浮き球のスルーパスが出る。今季初スタメンの丸山ともつれるようにボールに走りこんだのはパウリーニョ。ボールとパウリーニョの間に体を入れた自分が盾となり、おそらくはシュナイダーにボールをキャッチさせようとした丸山だったが、丸山の体勢自体かなりバランスを崩したものになっており、シュナイダーとの連携もうまくとれていたとはいえない状況。それを見越したパウリーニョは、丸山の体の脇からスッと足を伸ばす。こうして放たれたシュートが、明らかにタイミングを外されたシュナイダーの足元を転がり、ネットに吸い込まれていった。 ただこの時点で考えても、仙台の立場で物を言えば、むしろ1失点に収まっているのが幸運に思えるほど、試合は完全に京都のものだった。立ち上がりから両サイドを大きく使った攻めで次から次へとチャンスを生み出していった京都に対して、仙台は中盤がまるで機能せず、前線を動かすようなボールを供給することすら出来ない。中でもロペスはボールを持てば京都の守備陣に、逆に守備の場面ではその位置を攻撃陣に「ターゲット」とされるという状況。その上、前半で左足の太もも裏を痛めたロペス。ハーフタイムで千葉と交代しピッチを後にすることに。ロペスに対しての対策も含め、ピッチ全体で京都の策が全て的中した一方で、仙台はサイド攻撃の再確認というこの試合に向けた努力がほとんど見えない前半となった。
【後半】
ロペス交代という緊急事態が、今日は後半の仙台に光明を生む。代わって入った千葉が中盤の底に入り、中盤での守備を引き締めたことで、まず「底抜け」状態だった仙台の中盤に土台ができた。これにより、中盤の危なっかしさに攻撃参加の回数も減っていた両サイドバックが前に出だし、目指していたサイド攻撃が面白いように決まり始める。上向きのリズムを感じたかのように、梁が、萬代が、中島が、難しい体勢から積極的にシュートを放ち、その度に反撃の意気が上がっていくユアスタ。リードを奪っている京都は前線に2トップを残し、中盤以下の8人が4人×2列のブロックを作って守備を固めるも、それでも仙台は着実にチャンスを作る。そんなピッチ上の空気に乗る形で、望月監督が大勝負に出た。66分、交代の準備をして現れたのはドリブラーの関口。傍目から見ていても疲労の色が濃かったFWの中島はそれを見て「俺が交代かなと思った」というが、第4の審判が持つボードに記された数字は、右サイドバックの菅井を示す「25」。軽くどよめきが起こるスタジアム。しかも入った関口は、右は右でも明らかに中盤に入り、ジョニウソンが最終ラインへ。気がつけば左サイドバック磯崎の位置も若干高くなった。今季に入り、練習でも試したことがない、3バックである。さらに、それでも同点ゴールが奪えない以上、投入が必然かと思われた中原が77分にピッチに入った際、代わりに退いたのは中盤の梁。3バックに続き、こちらも初めてとなる3トップ。これまで、キャンプやトレーニングで培ってきたチーム作りの成果で好成績をあげてきた仙台が、今季初めて見せる「なりふり構わぬ姿」である。 京都がアンドレを下げ、代わりの西野がトップではなく1列下に入ったと見るや、ジョニウソンまでもが攻撃に加わり、猛攻を仕掛ける仙台。チアゴ、角田の屈強な京都センターバック陣に対し、入ったばかりの中原がハイボールで競り勝てたこともあり、敵将の美濃部監督が「最後は何人いたかわからん」と振り返るほど、仙台は京都ゴール前に人数をかけて攻め入った。しかし、攻め込めど攻め込めど、仙台は最後までネットを揺らすことが出来なかった。 5分という長いロスタイムの最後、跳ね返されたボールを木谷が放り込み、そこからゴール前にこぼれたボールに反応して裏を取って放ったフリーでのジャンピングボレーが、無情にもゴールの右へ逸れていった直後、試合は終わりを告げた。京都のこの1勝は、仙台の開幕から続いた連続無敗、さらには連続得点をも終わらせる大きなものとなった。 仙台・望月監督が度胸を見せたのと同様、京都・美濃部監督も心臓の強さを見せた。明らかに人数をかけてきた仙台の攻めに対し、DFの枚数や布陣を変えることなく受け止める道を選んだ。会見コメントでもわかるが、今後のことを思っての監督の「愛のムチ」に、選手たちが見事応えた、ということだろうか。この勝利が京都に与えたものは、間違いなく勝点3以上の価値がある。とはいえ、一方の仙台も、結果にはつながらなかったが、終盤のパワープレーはチームに新たな「武器」を与えたように見える。上位にいる以上、前節の水戸のように守りを固めてくるチームとの対決も続くに違いない仙台、武器が多いに越したことはない。だが課題はもちろんある。あれだけチャンスを得ながら決め切れなかったことについて望月監督は「まだチームに足りないものがある」と評し、前線の選手にさらなる奮起を促していた。この試合、90分を通じたシュート数は共に13ながら、前半は京都が11本、後半は一転して仙台が10本と、前後半両チームの明暗ははっきり分かれた。にも関わらず京都のみが勝点を得た理由、それはひとえに、パウリーニョと、その他両チームのFW陣の間にある、決定力の差である。
【試合終了後の監督コメント】
◎ベガルタ仙台監督: 望月 達也
11試合目にして第1クールの最後に黒星が1つ付いてしまいました。まあしっかりと自分たちの中に、山形戦もそうだったんですけども、それ以上の悔しさとしてしっかり受け止めながら、次の札幌戦にいい状態で挑むことを今、自分たちは考えています。ゲームについては、京都とのコンディションの違いが見えたかなと、京都は1試合休んで、ある程度コンディションを整えてゲームに入った分、自分たちは前半、少し重たいように見られたかな、ただ自分たちで変えられるチャンスが何度か、2トップの萬代と中島に追いかけっこさせるくらいのシンプルさがあれば、少しリズムを変えられたかなと、実際に頭では分かっていたみたいだけど、タイミングがあわなかった。ホームで自分たちの色を出そうとするあまり、泥臭さ、シンプルさに欠けたかなと思います。黒星がついたのは悔しいですけど、それは気持ちの中でしっかり残して、次の札幌への闘いを今日から始めたいなと思っています。
第13節。第1クール最終戦。
◎京都サンガF.C.監督: 美濃部 直彦
「まずは、非常に疲れた。うちは今まで5つの引き分けがあるが、1−1の引き分けが4つある。そのなかで、1−0のゲームを作っていきたいと思っていた。今日のように1−0で何とか逃げ切るゲーム、もしくは2−1のゲームをしていきたいと選手に伝えていたので、その意味では今日しっかりと、今年一回も負けておらず、攻撃にかかった時の脅威やプレッシャーが非常に高い仙台を、最後まで0で抑えてくれた選手たちに感謝したい。それぞれが自分の役割を果たして、苦しい戦いだったが1−0で勝てたことが、うちにとって非常に価値のある、大きな戦いだったと思う」
Q:1点を取るまで非常にゲームを支配していた戦いぶりと、その後に支配された戦いぶりへの評価を。
「まず前半は、うちが(点を)取るというより、守備をしっかりと入れて、いい形でボールが取れていたので攻撃に移れたと思っている。仙台の方は、試合前に予想していたような、SBが高い位置にはあまり出てこなかったという印象が前半はあった。ただ後半は間違いなく、アグレッシブに、そして人数をかけてサイドから攻めてきたので、非常に後手に回るというか、しかしこういう展開は予測していた。ゴール前のところでしっかりと踏ん張れるように、ということでやった」
Q:仙台のウィークポイントはどこで、仙台に対して攻守両面でどう臨もうとしたか?
「仙台は非常に攻撃的なチームで、SBが高い位置に出てくる。よってCBとジョニウソンの3枚で守備をしている機会が非常に多いので、カウンターはひとつの狙い目かなと。あとは攻守の切り換えのところをしっかりと入れて、うちのボールになったら早く出て行く、相手のボールになったら早く戻るという、その辺りが攻守とも大事なポイントだと考えて試合に臨んだ」
Q:仙台がシステムを変えてきたが、それに対しての対応にはどのようなものを?
「相手が(システムが)変わるたびに、ポジショニングを確認し、どういう位置に入っているのかというのは調べていた。最後のところは3トップ気味、もしくは4枚か5枚か何人いるかわからんくらい前の方に(仙台は)人がいたが、変にCBをもう一枚入れて人数を増やすより、ブロックで8枚でしっかりと守らせると。それをやりきらないと今後の力にならないと思ったので、4枚(のDF)でやった」
Q:終盤に倉貫を投入した意図は?
「渡邉が足を少しつっていて、限界に来ていたので、倉貫を入れて、守備要員で入れたわけではないが守備をしてもらおうという意思で入れた。それと彼は今シーズン初出場なので、経験のためにも非常にいいかなと思った」
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※第1クール終了。各チームが全チームとの対戦を終えた。
負けなし街道を突っ走っていた。仙台が最終節で京都に今季初黒星を期した。
1敗しただけで順位は4位。一方2敗しているが得失点差で福岡が首位。負けなしといえども仙台は5引き分けがその順位を物語っている。
首位の福岡と同じく2敗しかしていないサンガは5位。仙台同様、5引き分けと言うことである。
いかに取りこぼしが順位に影響してくるかがよく分かる第1クール終了時の順位表である。
※それと不用意なカード。これも終盤になってくると主要な選手が累積で出場できない。
それがシーズンの命運を分けるといっても過言でない状況になる。
次節累積でサンガの徳重が出場できない。セレッソからのレンタル選手であるが今やサンガの要でもある。今回のイエローはなんと指輪である。
ファッションはピッチの外でと言いたいが、何んともお粗末である。
試合前に持ち物検査から始めなければならない。小中学生か!!
◎待ちに待っていた、倉貫選手の出場。
長かった怪我もおおむね回復してようで、これからが脅威の存在となるであろう。
次節、先の徳重に代わって出場予定(勝手に僕が決めている…笑)だが、完全復活が待たれる。
◎2試合連続でパウリーニョが得点している、事あるごとにパウリの復調がサンガの上昇と常々言ったきたが、その兆しが見えてきた。セットプレーからの得点でなく流れの中で決めてこそ彼の本領が発揮される。 当然マークは厳しくなる。厳しくなればスペースが生まれる。チャンスが広がるわけだ、アンドレがいるし、中盤から徳重・斉藤ら第二の攻撃布陣が待ち構えている。
怪我から復帰すれば、FWの田原、中盤に星、控えには加藤もいる。まさにJ2では脅威の布陣である。 J1でも何ら遜色ないメンバーである。この調子で行けば天皇杯も昨年の札幌同様台風の目となれること間違いない。
◎前々節の鳥栖戦で負傷した盛岡選手の状態が気になるところだが大事に至らず安心した。
【隆三のHPより】
5月1日、膝の再検査をしてきました!
こないだ、鳥栖戦の次の日の検査では、前十字じん帯がやられてる可能性ありってことで、 最悪の場合、手術で全治半年で、切れていなくても2ヶ月かな、という話だったので、正直言って今回の再検査には、 かなりビビッていたんだけど、おかげさまで、検査結果は前十字は無事でした!
不幸中の幸いってやつだね!6ヶ月が6週間になりました。
まあ言うても6週間、長いって言えばもちろん長い。 しばらくはチームの力になれなくて残念だけど、これを機会に、より身体をパワーアップさせて、 今まで以上の森岡隆三で戦線復帰出来るよう、リハビリを頑張ります!
多くの方々から、心配、激励メールを頂きまして、本当にありがとうございます!
少しでも早く復帰出来るように頑張りたいと思いますので、これからも応援宜しくお願いいたします!!
それでは。 隆三。
◎今節のサンガのフォーメーション
パウり アンドレ
徳重 斉藤 石井 渡辺
三上 チアゴ 角田 平島
ほぼ美濃部監督の理想に近いのでは?これに倉貫と秋田。
この布陣に対しGKが物足りなく思うのは僕だけではないと思いますが…。???
※第1クールを終了して、サンガの5位は開幕前からの期待から言えばガッカリとも言えるが、戦ってみて改めてサンガの弱点が浮き彫りにされた内容であった。
痛い授業料を払って沢山勉強させて頂いた。本当にいい経験させてもらえた。
一つずつ課題をクリアして行くしかない。泥臭いサッカーを続けてとにかく勝ち癖をつけること。美濃部監督が言う1−0で勝つ試合が今のサンガには必須。
先制点を上げて後はしっかり守って勝つ! もちろん、そんなサッカーを提唱してるわけではあるまい。失点0に抑えるのはDFだけの問題でない、いくらDFが素晴らしいラインコントロールしても中盤が浮き足立って不安定ならDFが死ぬ。そこにFWの働きも大きく作用している。
第2クールは本来の京都の型作りの重要なポイントとなるだろう。
次節はヴェルディ戦、よもやの7連敗。
出口が見えない東京Vは、今季未勝利で最下位の水戸に大敗し、泥沼の7連敗。ラモス監督は「投げ出すのは簡単。でも日曜日の京都戦までは逃げないでやる。ここで辞めると思った?辞めないよ」と捨てぜりふを残して、引き揚げた。 5連敗までは、萩原社長も「辞めさせない」とラモス監督を支持する発言を繰り返した。しかし鳥栖、水戸と下位相手にも敗れ状況は変わった。萩原社長は「こういう試合をやってしまった。厳しい状況なのは間違いない」と話した。7日のクラブ幹部による編成委員会で去就に最終的な決断が下されるが、続投は困難な状況だ。 7連敗中、22失点。リーグ戦通算11試合で3得点の水戸に5度もゴールネットを揺らされた。「3点目を取られたらバラバラになった。原因?選手に聞けばいい」(ラモス監督)。サポーターからはブーイングの嵐が巻き起こった。
J1昇格を使命に、就任2年目に臨んだラモス監督。夢に終わるのか…。「2日間しかないけど、なんとか立て直したい」。
まるでサンガ!?
サンガが幾度となく経験してきた状況と極似。
次節は命がけで挑んでくるのは必至。
失うものは何もない。フッキの復帰(笑)。ディエゴの復帰。さてお人好しのサンガどうする。
この試合勝てば得るものは、ただの勝ち点3ではない。 己を知るためにも落とせない大切なゲームである。
☆前半で2回の決定機を外すFWアンドレ9…。
次節は頼むぜ!!
でもここで追加点が入っていれば、突き放せた。と言うより1点返されてたような気がする…。
☆安定感が出てきたDFチアゴ3!DFの要である!
☆ 待ってました!MF倉貫一毅20!!
本調子になればJ2の脅威になること必至である。
- 事務局に通報しました。
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