開幕戦　我那ハット！！

　ついに開幕を迎えた2006年のJ１。1週間前のプレシーズンマッチでは大宮に１−１のフロンターレだったが結果は６−０と快勝。　チーム創立１０周年でビッグフラッグも初披露された等々力競技場で15:00キックオフ。

立ち上がりは新潟がゲームを支配していたように思えた。しかし、その流れを変えたのは新加入のマルコンである。プレシーズンマッチはケガで欠場したが技術の高さやチームへの適応力の高さはさすがにベテランである。積極的に突破を試みるわけではないが的確なクロスで26分に我那覇の先制点をアシストした。そして、41分にもまたもマルコンのクロスから我那覇がヘディングで決めた。　前半は２−０で終了。守備の面でも去年変わらないヒロキ、周平、箕輪の最終ラインとGK相澤の堅実なディフェンスで０に抑えた。

　後半も立ち上がりから、落ち着いたディフェンスからカウンターと一貫した戦術でペースをつかんだフロンターレ。52分に右サイドのヤスを森に変えると右サイドからの攻撃も積極的になった。そして、66分、森からのクロスを我那覇がボレーで決めてハットトリック。この点で試合は完全にフロンターレのペース。87分、89分、89分には相手の集中が切れたところをケンゴ、ジュニーニョ、マルクスが決め、終わってみれば６−０。昨年、魔のロスタイムといわれて終了間際に立て続けに得点を奪った。

　昨年のホーム開幕戦はロスタイムにトゥーリオに決められ同点で終わった。しかし、今年は快勝であった。開幕戦を最高の形で勝利することができたフロンターレの今シーズンに期待したい。