苦しみの先にあるモノ
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r-7
2006年10月16日 22:43 visibility46
代表の試合が終わるととんでもない事態が待っていた。遠藤の
疲労からくる肝機能低下。W杯終了後から一人でHOT18なん
て日程をこなしてきた。リーグ、A3、代表、オールスターと
ほとんどの試合でフル出場。まぎれもなく、ガンバが今の順位
にいる原動力だった。ヤットならやってくれる。やってくれた。
ここで他のメンバーが頑張らないといけない。カジが強行でで
も戻ってきた。アキが先発に戻ってきた。今持てる力を出し切
らないと、ヤットが戻って来たときに手遅れになってしまう。
しかしそんな思いとは裏腹にゴールが遠い。ポゼッションを取
り、フィニッシュに近づけるものの、マリノスの守備陣の踏ん
張りも強く、ゴールを奪えない。ほとんど攻め込まれることの
なかったところに山瀬の見事な個人技で先制点を奪われる。試
合後のインタビューでも各自が言ってたけど、本当にあの1本
だけがエアポケットに入ってしまった。
後半開始直後にはマグノにビッグチャンスが訪れるもののバー
を大きく超えてしまう。最近はこういう外し方が多いのが少し
気になるな。バンも代表の疲れかキレがない。イメージが先行
して体がついてきてない感じがする。それ以上にキレがなかっ
たのがフタだ。らしからぬパスミスを連発。回りとうまくかみ
あってなかった。マリノスの田中も同じくか。アキのドリブル
についていけないシーンが多かった。
どうしても負けられない。バンを中山に。全員にスイッチが入
る。いつか見たドSタイムの再現だ。ずるずる下がり出すマリ
ノスのラインに対して、極端に最終ラインが上がる。酷いとき
は全員がハーフを超えてた。一方的な展開になりつつも必死の
DFにゴールを奪えない。その後、ミョウを下げて前田、ツネ
を下げてフェルを入れる最終スクランブル。しかし、ようやく
同点ゴールが奪えたのは40分を回ったところだった。
まだいける。スタジアムの雰囲気はそうだった。選手ももちろ
んそうだったに違いない。ロスタイムの表示がされる。3分だ。
まだある。最後まで諦めない。跳ね返されるボールも全て拾う。
今日は3分が長く感じられた。それくらい選手もスタも同じ思
いだったんじゃないかと思った。しかし奪えなかった逆転ゴー
ル。あと一歩届かなかった。
去年の終盤にも苦しんだ。怪我人や累積でメンバーが揃わずに
ラスト7戦で5敗もした。今年もこの3試合勝利がない。けど
去年のような負け方はしていない。去年のあの経験は確実に選
手の意識の中に残ってる。ここからしぶとく食らいついていく
だけ。それしかないし、それを信じてる。
- 事務局に通報しました。
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