盆地力を乗り越え

  • r-7
    2007年04月03日 14:30 visibility107

小瀬の盆地力はやっぱりあるのか?見事な逆転で勝った試合だったけど、ふと思ってしまった。試合当日はフットサルをしながら途中経過をチェック。前半に先制されたの見て、その後チェックしてなかったけどw


 帰ってから改めてビデオを見た。甲府はこんなパスサッカーのチームだっけ、と思うほど、パスをつないで仕掛けてくる。ガンバ相手にここまでガチなやりかたで来るチームあったか?最初から全力で守備も攻撃もきてる感じがする。


 ヤットやフタにはフォアチェックでミスを誘う。アキは代表でお疲れか、明らかにいつものキレがない。バレーは古巣相手にやる気が空回りしてる。マグノは 決定機を決めきれない……。ガチで全力でくる相手に対して戸惑い、決定機を外していると、甲府の素晴らしいパスワークから先制点を奪われる。


 エリア前で5〜6本の綺麗なダイレクトパスがつながる。右へ左へ振られるガンバDF。最後はフリーになったアルベルトに決められた。こんな華麗なパス ワークからのゴールは世界レベルでもそうそうないんじゃない?ただただワンダホーなパスワーク&ゴールでした。が、しかし。その前の中盤でのプレスがユル ユルだったのがいただけない。そこできっちり寄せていたら、ここまでやられることはなかったのに。


 後半開始からも甲府のペースが続く。先制点のイメージがいいイメージで残ってるのか、少し落ち着いて対応され出すと、ここで明神が投入される。攻撃的な交代が多いイメージの中で「まだ焦る時間じゃない。落ち着かせたかった」という西野さんの珍しい判断が見事にはまる。


 明神がバランスを取りだすと甲府の攻撃も少し停滞気味になってくる。と同時に最初から全力できた分、スタミナも切れてきたか。このタイミングを見てバン を投入。サイドではなくセンターで自由にやれということだったらしい。これがいつものバンの動きを呼び起こし、泥臭くもこぼれ球に反応して同点弾。ヤット へゆりかごダンスもプレゼント。ナビスコで悪いながらも3トップを試しておいたのがちょっとは役にたったのかな?


 これでガンバはいつもの調子を取り戻す。逆に甲府はここから押し返す力が足りなかったか。マグノ、バレー、バンの3トップを捕まえきれなくなり、マグノ の(これまた見事な)逆転ゴールが生まれる。パスの出し手、受け手、スピード、コース。全てピンポイントで決まったゴールだった。


 これで開幕4連勝ですか。記録にこだわるのはどうかと思うけど、やっぱりうれしいもんだ。とはいえ、まだ4/34を消化しただけ。次はナビスコで千葉、リーグで川崎、またナビスコで千葉と嫌な流れの連戦。ここをきっちり乗り越えて、本格的に波に乗っていきたいね。

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