なでしこ記4

  • Pichichi
    2007年08月01日 06:38 visibility93

28日 試合当日。

夜7時からの試合。朝、選手はまだリラックスモード。
特に外出するでもなく、ホテルで思い思いに過ごしていた模様。

12時30分に昼食、3時30分に試合前の軽食を済ませ、
4時45分にホテルを出発。

スタジアムまでポリスエスコートがつくはずだったが、なぜかポリスはバスの後ろに・・。
結局道も混んでなかったので予定通りの時間には到着したが、ポリスエスコートで赤信号とかを無視して進んでみたかった。笑。

チームスタッフから前日にはいりが肝心なので、ロッカールームを完璧にセットアップしておいてくださいとのことだったが、事前の連絡が上手く出来てたため、ロッカールームもきっちり準備されていた。

試合開始5分でMF酒井選手が怪我。10分にはそのまま交代となる。
競り合いで倒れたときに、手を相手選手に踏まれた模様で、手の甲がすごくはれている。
骨折の疑いがあるということで、ドクターがついて救急車で病院へ向かうことに。
僕は通訳として一緒に救急車に乗り込む。人生初の救急車だった。

病院について、1時間ほど待たされてレントゲンをとる。なんだかんだしているうちに試合は終わってしまう。
とりあえず骨に異常はなさそうだということで、チームのまつホテルに戻った。

翌日にはオリンピック予選に向け直接ベトナムへ乗り込むチーム。
キープレーヤーである酒井選手が試合に出られるかは監督にとっても一大事。
離脱となれば、代わりの選手を呼ばなければならない。

ということで、さらに詳しい情報が欲しいということになり、病院へ戻りCTスキャンを撮ることに。
夜11時近くになり病院へ駆け込む。あらかじめ電話をしてあり、CTを撮れるということだったが、
行ってみると早くても朝7時になるという。

翌日ホテルを8時半に出発するチーム。待ってる暇はない。
先ほど診察にあたったドクターを呼び出してもらい、事情を話して無理を承知でチームドクターと共にお願いにかかる。断られそうだったが、なんとか技術者に連絡を取ってくれることに。

運良く、技術者が家からわざわざ来てくれるということで、CTを撮れることになった。
監督の要望としては、もしこの病院で撮れなければ、他の病院を探してでもとってこいという感じだったので、一同ほっとする。
チームドクター曰く、通常こんなにすぐにCTを撮ってもらうのは難しい。とのこと。

病院のドクターには「たとえ骨が折れてないとしても、あの状態を彼女を試合に出す気か?」と言われたが、トップレベルのスポーツは事情がやや異なる。次のベトナム戦に出られないとしても、いつ戻ってこられるかの目処が立たなければどうしようもない。

CTを撮り、結果を待ってホテルに戻る。すでに夜中の2時半を回っている。
結果的に骨には異常がなく、酒井選手はベトナムにいけることになった。

明日は7時にはホテルに集合しなければいけない。

29日

8時半。空港へ向かう。
帰り際、ようやく仲良くなれた選手達と挨拶を交わし、写真を撮ってもらう。

わずか1週間の間だったが、代表チームと一緒に仕事ができて、僕にとっては本当に貴重な経験になった。選手やスタッフの方々なと普段はなかなか知り合えない人たちとも交流をもてよかった。このコネクションは出来ればこれからもつなげていこうとおもう。

*飛行機内でのすごしかたの指示。(時差を計算した睡眠サイクル。水分の取り方など)
*航空会社への前持った連絡。
*コーディネーターの仕事は、連絡、依頼とそれらの最終確認。

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