【才能】
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吉田大五郎
2006年12月30日 15:53 visibility30
天皇杯を見た。
大掃除しながら、ですけど。
(「また手が止まってますよ〜!」と
何度もヨメに小言を言われたのは無論である)
ガンバとコンサドーレなんて、力量の差は明らか。
カップ戦にはよくある、下部リーグが勝ちあがる典型みたいなモノ。
とはいえ、そもそも得点が入りづらいという、
サッカーのその特性を最大限効果的に活かせるのがトーナメントの妙味。
実力差が8対2でも7対3でもあるいは50/50でも、
結果は同じ2対1であったりするのがまた、サッカー。
村上龍が天使のゴール悪魔のパスで言うところの、
「ほとんど全ての攻撃が失敗に終わるスポーツ」であるサッカー、
その理由として、足でボールを扱う故の視野の確保の難しさ等々は、
既にこれまでも何度も述べてきたところだが、
事実、僕自身も高校生の時に、シュート40対2で0対1で敗れたこともあった。
かつて、覇権時代のマリノスでさえ、市船に苦戦したことがあったが、
トーナメントの特性というもの以上に、実は多分サッカーは、
格下⇒技術に劣る≒下手なチームと対戦すると、
自分のチームの持っている技術・戦術の水準が吸収されたり同化したりして、
いわゆる「相手に合わせてしまう」状態に非常になりがちな、
そういうスポーツであるとも思う。
極端に言えば、インテルナシオナルが、
アルイテハド戦とバルサ戦では別チームのようであったのは、
何も時差に馴れただけが原因ではなく、
バルサの高水準に触発され、昇華した部分も多分にあると思う。
勿論、ポゼッションサッカーに対するリアクションサッカーという、
噛み合い、絡み合いの大前提はあるにしてもだ。
もっと広く高いレベルで言えば、W杯の長い歴史でも、
リアクションの特性が高いイタリアは、
常に格下のまじるグループリ−グで苦戦を強いられるし、
一方でブラジルは、どんな相手と対戦しても、そして敗戦を喫しても、
相手にポゼッションを凌駕された試合というものを、
少なくとも僕は見たことがない。
ブラジルが敗戦を喫するのは、
大抵は決定力を欠く間にカウンターやセットプレイで失点する、というものだ。
例えそれが、フランスW杯のように3−0というスコア差であっても。
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『Road to PK BAR(仮)』
http://wearecrazy.exblog.jp/
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