【ファンタジスタと危機管理】


昨日は、すっかりアメリカ戦が抜け落ちて、
(毛ではないです)、
気付いたら前半25分という不覚、しかも会社で観戦、
帰宅は10時半、眠い、けどすぽるとでCLチェック、
という有様。




で、表題。

中身は、若干以前のNumber誌の、
オシムのインタビューからの話題です。
海外組みの起用⇒ナカムラの使い方、
に当然議論は至り、
「ナカタも、ナカムラよりは幾らか走れるが、似た選手」
という言葉から、あるいは、
「ロナウジーニョのような選手と相対するのは楽」、
という言葉から、
オシムとファンタジスタ、
オシムとナカタと中村俊輔、
ファンタジスタとそのリスク、等々、考察。












バッジョとサッキの関係、依存度、反発など、
94年のアメリカW杯に象徴される、
ファンタジスタと現代のフットボールとの関係性も、

今後も、いつの時代も議論の的となるのは必須。



そんな事柄について、
良ければコチラでどぞ♪
『Road to PK BAR(仮)』
http://wearecrazy.exblog.jp/



94年について言えば、
最強と謳われたミランの黄金時代を築いた、
プレッシングサッカーの権化、時代の申し子、
アリゴサッキがアッズーリの監督を務め、
と同時に稀代のファンタジスタであるRバッジョとの、
その起用方法、存在意義、
ファンタジスタと組織サッカーの優先順位・優位性、
その議論が闊達だった時代。








94年アメリカ大会、
初戦のアイルランドに黒星スタートとなったイタリアは、
2戦目でもGKパリュカが一発退場という、
絶体絶命の危機を迎える。


そこでサッキが取った策は、バッジョの交代。

結果的にサッキの「賭け」は奏功し、
イタリアはグループリーグを突破。
そしてファイナリストへ。
ブラジルにはPKで敗れたものの、準優勝。



とはいえ、相変わらず苦戦続きのトーナメントで、
イタリアを救い続けたのは、
結局は違いを生み出せる選手、
時間と空間を支配できるフットボーラー、
そんな限られた選手であったRバッジョに他ならなかった。





試合を決められるファンタジスタか、
試合を作っていける組織・戦術・システムか。


この命題は、果てなく、
答えはなにのかもしれないが…


ジーコなら、中村もナカタも絶対交代させないだろう。
オシムなら、1人減ったら交代させる、、、んだろうな、きっと。

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