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ちょっと異常
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好きに呼んで
2007年04月01日 21:13 visibility29
三日間遊びほうけました。
うっかりきょう映画を見に出かけたら、1日で映画の日。
いっぱいでした。
「善き人のためのソナタ」
ドイツ映画。テレビで予告を見て、ナチスの映画だと思って見に行きました。
違ったんですね。
1989年ベルリンの壁が崩壊する直前の話でした。
こんなに最近に、私が生きてる、おなじ地球でこんな非人間的なことが、まかり通ってたなんて、信じられない!東ドイツで、自由な思想を持っていそうな人を、監視、盗聴、もうほんと、国のやることえげつない!話はこの自由な思想の劇作家を、監視する主人公が、「ミイラ取りがミイラ」、監視しながら、劇作家にだんだん共感していく。いったん話が終わったと思った後の10分間。そこがわたしにとってはつぼでした。劇作家が監視されていたことに後になって気づき、でも主人公が劇作家をかばうために、嘘の報告をしていたことも同時に知る。会いに行くんだけど、会わずにかえる。そして何年後かに本を出す。その本の見開きのページに主人公の暗号名と主人公に対する感謝の気持ちが書かれている。主人公がその本を買うとき、本屋の店員が「プレゼントの包装をしますか?」と聞いた時、「いや、僕のための本だ」と言う。その時の誇らしげと言うか、表情がもうツボ。胸がいっぱいになりました。いい映画だったなあ。
- 事務局に通報しました。
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