無駄な試合にするな

いよいよJFL開幕戦

ほぼ快晴の本田技研都田サッカー場。
キャンプでの仕上がりは良いようで
怪我人もなく開幕を迎えることが出来たHondaFC

一方、今季から参入のファジアーノ岡山。

昨年、FC岐阜に０−１で敗れた開幕戦。
その後ズルズルと調子を落としてしまったHondaFC
後期にFC岐阜に借りは返したが・・・
正直何を聞いても不安な想いはあった。

特に選手入場の際の新キャプテン安部。
気合入りすぎの表情・・・
案の定主審の問題もあったが、DH安部とDF河住が
被ってしまう。
悪いときの安部が出てしまっている。
河住もフィードの不安定さがモロに出てしまった。

連鎖というのは恐ろしいモノで、中盤は下がり気味になり
ワイドな展開は皆無。
2TOPの新田、鈴木弘大からのポストを、拾える位置に
中盤が上がりきれない。

FWとMFの間だが空いた状態で、28分岡山の喜山にオーバーヘッド気味に
決められる。

その後カウンターサッカーになったHondaFC。
35分エース新田が同点ゴールをあげるが、流れは変わらないまま
前半終了。

今思えば後半の最初から、選手交代すべきだった。
岡山のプレスがばらけはじめてチャンスがでてくるが、ことごとく外す。

この時もDHとFWの距離は遠く何も変わっていない。
この頃から、流れは更に岡山へ。
この日キレキレの喜山を中心に攻め込む岡山。
決して出来は良いと思えなかったし、ラフプレーも多かったが
気合が空回りしたチームと、気合が良い方向の流れになったチームの差
が出た。

早坂・堀切を投入。
しかし、58分59分と立て続けに２ゴールを奪われる。

天皇杯でHondaFCがやっていたサッカーを、岡山にやられている。

HondaFCが負けるときはこういう展開が多い。
相手に合わせてしまって、中盤が下がってしまう。
しかし、途中から投入されたルーキー早坂・堀切・吉村で
流れが変わりだす。

86分に土屋が倒されて得たPKを鈴木弘大が決めて反撃。
その後も怒濤の攻めで同点ゴールを狙いに行くが時既に遅し。
2年連続の開幕戦敗戦が決まった。

天皇杯ベスト８という成績からは、考えられないお粗末な試合だった。
個人的には、早いうちに敗戦を経験して良かったと思っている。
冷静に熱くならないとバランスは崩れてしまう。
監督・選手にとっても重要な敗戦になってもらいたい。

HondaFCは、プロ選手の補強は出来ない。
全て新卒が補強なのだ。
その環境の中で「門番」として恐れられてきた。
小手先のテクニックに走るのではなく組織力で闘っていかなければ
JFL優勝など夢物語だろう。
ましてや天皇杯でJを倒すなど・・・・

3/20にはもう第2節アルテ高崎戦が行われる。
今日の敗戦を無駄な試合にしないようにしてほしい。

　　           1 前半 1
HondaFC 2            3 ファジアーノ岡山
    　　       1 後半 2
 
得点者

HondaFC
35分 新田 純也
86分 鈴木 弘大(PK)

ファジアーノ岡山
28分 喜山 康平
58分 小林 康剛
59分 喜山 康平(PK)

R　 山内宏志
A1  田中利幸
A2  山村将弘
4th 朝比奈茂樹
MC  福本利幸

スタメン

HondaFC
GK 12中村
DF 22小栗,2河住,3石井,14桶田
MF 19柴田,4安部,18糸数,16土屋
FW 11鈴木,9新田

SUB 21清水谷,13堀切,5川島啓,8西,15吉村,20早坂,23川島大

ファジアーノ岡山
GK 1堤
DF 15重光,4伊藤,6野本,24尾崎
MF 28小野,3玉林,22臼井,10川原
FW 9小林,11喜山

SUB 23李,31大島,25丸谷,16金光,17妹尾,20武田,7朝比奈

安部君1人を責めているのではありません。
試合というのはチームで行うモノ。
今季は彼にかなり期待しているのであえて
書かせていただきました。
ガンバレ！安部キャプテン。
君のファイティングスピリットは大好きです。
熱く静かに燃えてください。
それが真の闘将です。
君はそれが出来る選手なのですから。

ファジアーノ岡山イレブン

KICK　OFF・・・
なんで安部君が？

新田の激がピッチに響くが・・・

吉村の存在はやはり大きかったか？