
東京V−名古屋
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ZEN
2008年04月27日 18:43 visibility42
ここまで無敗、リーグ戦6連勝と絶好調の名古屋を見物に味スタに行ってきた。一方、相手はまだ1勝、しかもフッキ抜きのヴェルディ。圧倒的に名古屋優勢の状況で、名古屋の戦い方のよいところが見られることを期待していた。
スタメンはこんな感じ。
東京V 名古屋
レアンドロ 飯尾 玉田 ヨンセン
ディエゴ 小川 マギヌン
大橋
菅原 福西 中村 吉村
服部 和田 阿部 竹内
土屋 那須 バヤリッツァ 吉田
土肥 楢崎
試合開始とともに雨が降り出して、ピッチが非常にスリッピーになる。前半、立ち上がりはやや名古屋ペース。
玉田が裏をついたり、両サイドからヨンセンめがけてクロスが入るが、土屋、那須のCBコンビが身体を張って守る。
名古屋の攻撃は非常に整理されていて、ボールを奪ったら両サイドハーフに預け、サイドバックがオーバーラップする。または、縦パスをヨンセンに当て、そのこぼれを玉田やマギヌンが狙う。
一方、東京Vはディエゴとレアンドロの2人を中心に、というか彼らだけで攻める感じ。そのほかの選手はボールをもらってから次のことを考えているという印象。
約束事がしっかりしている名古屋と個人頼みの東京Vでは、名古屋の方が優勢にゲームを進めると思いきや、雨の影響でボールがスリップして微妙につながらない。
こうなると個人技に優れているディエゴ、レアンドロに有利な条件になってくる。
ただし、前半は両チームとも決定的なチャンスをほとんど作れない。唯一ゴールかと思った決定的なシーンは、セットプレーからのバウル土屋のバックヘッドくらいだった。
名 古屋の攻撃はマギヌンのところで停滞し、流れるような形にはなっていない。この日のマギヌンはボールを持ちすぎる、個人突破を試みて奪われるとうことが多 々あった。ディエゴに対抗しようとしたのか、いつもこんな感じなのかはよくわからないけど、とにかくマギヌンのところで、攻撃が止まっていた。
後半の立ち上がりも両チームとも同じような停滞状況。
停滞ムードを打ち破ったのは、ディエゴだった。
54分に服部からのパスもよかったけれど、ディエゴが前に3人いるDFのすき間を通したシュートで先制。
名古屋は吉村に代えて絶好調の杉本を投入。杉本は右サイドに入り、小川がボランチに。
しばらくして、玉田に代えて巻。玉田は悪くはなかったと思うのだけれど、代表合宿の疲れを考慮したのかな。
最後にマギヌンに代えて、深井を投入。
右サイドに深井、左サイドに杉本という布陣になる。
一方、東京Vは飯尾に代えて河野を投入。
このシステムになって圧倒的に攻撃に名古屋が攻めるが、72分にセットプレーのロングキックからなぜかフリーになっていた河野がヘディングで決めて2点目。
そのあとも名古屋は両サイドから攻め立てるが、ヨンセンが中央で落としたボールに誰も走り込まない。中村、小川が非常に消極的なポジションでで、中央のセカンドボールを拾えない。
ヨンセンの惜しいシュートがあったけれど決められず、2−0で東京V勝利。名古屋は今シーズン初めての敗戦。
東京Vで効いていたのはCBの2人。特に久しぶりに見た土屋はやはり土屋だった。(いい意味で)
蛇足だけれど、もう一人久しぶりに見た菅原はやはり菅原だった。(悪い意味で)。イエローはもらうし、相変わらず運動量が少ない。名古屋の中盤のできの悪さに救われた感じだった。
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