監督について考える

  • MasterK
    2010年03月04日 19:39 visibility32

私は野村元監督の著書を確か中学か高校の頃(敵は我にあり)読んで以来、全て読んでいます。


その中でよく出てくるのが「長島批判」「巨人の補強批判」です。

データやセオリーを無視した野球、金にものを言わせた全員4番と言い切っています。


私も実際に長島野球を見ていましたので、共感する部分が多々ありました。


しかし!


その意見を覆す意見を述べる選手が2人もいました!
最初は桑田真澄の「試練が人を磨く」の中で、次に角盈男の「日本の魔球がメジャーを制す」
の中で紹介されています。


長島茂雄が監督になった頃はV9戦士が次々に引退し、ポジションがいくつも空いた。
そこに若い選手が順番に入っていくことを嫌い、「レギュラーポジションは与えられるものではなく
奪い取るものだ」と常々長島監督は言っていたそうです。


また巨人のレギュラーは一流でなければならず、若手や二軍は外から来る一流選手を
追い抜いて掴み取るのが巨人のレギュラーポジションだと言っていたそうです。


さらに、作戦面についてもあらゆるデータを踏まえたうえで相手の裏をかくような先方をとって
いたがために、実情を知らない外部からは「カンピュータ」と映ったと言っています。


話は変わりますが、メジャーリーグで地区優勝8回、リーグ優勝4回、ワールド・シリーズ
優勝2回を成し遂げ、20年にもわたってドジャースの監督を務めたトミー・ラソーダって知ってますよね?


現役時代は、メジャーではこの3シーズンしかプレーしておらず、通算成績は0勝4敗、防御率6.48
だったそうです。


日本で現役時代にこの成績だった選手が監督になるなんて考えられないですよね?
理由はここでは述べませんが、やはりMLBとNPBでは大きな違いがあるように思います。

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