しーえる。 ※この日記、ネタバレにつき。

うん、欧州のシーズンが終わった。
ベンフィカのホームスタジアム、エスタディオ・ダ・ルス…光のスタジアムで行われた今季のUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦。

長き歴史の上で初の、同一都市のチーム同士の対戦となったレアル・マドリー対アトレティコ・マドリー。
…川崎じゃ永遠に叶わねえ…ちっちゃい市ですから。


結果から言えば４－１でレアル・マドリーの優勝が決まった。
アトレティコの先制点…カシージャスのミスとゴディンの競り合いの上手さが合わさったものだった。
ああして飛び出したのに立ち止まるたあ…だったら行くなや…どしたイケル。まあ、身体能力で持って行くタイプに近いＧＫなので、ああいう判断力は弱いんですよね。
私がブッフォンとツェフをより強く推すのはそこ。ノイアーに一歩引くのはそこ。


…あ、すみません。


レアルがチャンスを作りながらも決めきれない中、９０分が経過。アトレティコの勝利パターンが今回も…と思いきや、５分のアディショナルタイムの中盤でのレアルのセットプレー。マークを外したセルヒオ・ラモスの完璧ヘディングで同点。延長戦を迎えた。


こうなった時点で、アトレティコのゲームプランは崩れただろう。走りきるには、あまりにも疲弊していたはず。
いざという時のボール支配力は、レアルの方が強い。そこに疲れを知らないと言えるくらいのサイドアタッカーが２人もピッチに立っていた。ディ・マリアとベイル。
彼らのスピードとテクニック、体力が延長戦の結果を導いたといえる。


決勝点になったベイルの得点は、彼のフリーランが素晴らしかったのもあるが、ディ・マリアの突破が圧倒的だったから。放たれたシュートはＧＫのクルトワが辛うじて止めたが、あまりの威力でボールはラインを割らず。こぼれ球が跳ね上がり、それをベイルが押し込んだ。


そこからはもう、アトレティコの気迫すらかき消された。
前がかりになるしかなく、本来のディフェンスが出来なくなったアトレティコ。レアルも疲れを見せてはいたものの、パスさえ回せれば充分だ。


追加点はマルセロ…ほぼ中央からの強烈なシュートはクルトワの手をかすめながらも、すり抜けてゴールに吸い込まれた。
とどめはクリスティアーノ・ロナウドのＰＫ弾。ゴディンがたまらず倒してしまったのが原因だった。


延長戦、失点する度に拍手をしたアトレティコのシメオネ監督。ただ相手を称えていたわけではないのだろうな。
最後はヴァランがベンチに向けてボールを蹴ったとのことで、ピッチに怒りの乱入…後味が悪かった。
どちらも悪いんですけどね…ヴァランは叱っておいた方がいいだろう。


レアルは１０回目のＣＬ制覇…ラ・デシマを達成。チームの歴史に新たに偉大なページを刻んだ。

アトレティコは悲願の初優勝はならずも、堂々と戦い抜いた。


両チームを全力で称えようと思う。
どちらもボール支配主義からすると悪だと思われるけど、素晴らしい試合にさえなれば関係ないと思う。
あくまでも個人的意見だけど。

ディフェンスはアトレティコくらいの気迫が欲しいもの。フルタイム攻撃なんて出来るわけ無いからね…川崎もこれぐらいの気持ちを持ち続けられるとね…もっと良くなるんだけど、監督はそれに興味をあまり持たないから。


別にフルタイム走り抜け、なんて言うつもりは無いですよ、そりゃ。


寝不足があきまへん…家着いたらなでしこだけど、キックオフ間に合わない。
サッカーにはしゃげない生活…趣味すら喜べないのは嫌ですね。
みんな代表にドキドキしたりワクワクしてるのに、興奮がほとんどわいてこない。
これは重傷っす、本当に。あさってのキプロス戦も私には無関係ですからね。試合は１秒も観られず終わるでしょう。観たい気持ちがあるだけじゃ価値は無い。



…とまあ、感情の起伏が無くなり始めてはいますが、一時的に元通りにしてくれたＣＬに感謝。

ワールドカップは…楽しみたいね…全部は絶対無理だけど、序盤は大丈夫だから。



…この日記も後味悪いな（￣＾￣）
マイナス要素ばっかりだ…なでしこの件は盛り上がって終わりたいです。




お付き合いありがとうございました。
申し訳ありませんが、お怒りは受けかねますので…ご了承を。