大学4年と高卒2年

8月15日(水)にジャイアンツ球場で行われたプロ・大学交流戦巨人対創価大の試合を見てきました。
この試合の注目はドラフト上位指名候補の小川泰弘でしたが期待以上のピッチングを見せてくれました。
この試合で印象に残った選手を簡単に挙げていきたいと思います。

小川泰弘(創価大)
171㎝と小柄な右腕の小川ですがピッチングフォームが独特です、左足を素早くヒュンと上げてそこから一転してゆったりとしたフォームで投げてきます、僕はこのフォームを見ただけで惚れてしまいましたが実力も紛れもない本物でした。
この試合の巨人は育成選手が主体のメンバーでしたがドラフト上位指名候補とのレベルの違いを痛感させられることになります。
9回完封9奪三振でヒットも散発3安打のみ、高橋洸がセーフティーバントを2回成功させたのを除けばクリーンヒットは山本和作の1本だけです、単に巨人の選手が情けないだけかも知れませんがそれほどまでに小川のピッチングには隙がありませんでした。
山本は3打席目にヒットを放ったのですが凡退した1打席目と比べて明らかにバットを短く持って2打席目と3打席目を迎えていました、そうする必要のある投手だと感じたのでしょう。
全てが良かった小川ですが先ず目を引いたのはストレートです、小さい体からノビのある速球を投げこみ何度も空振りを奪っていきます、キャッチャーのサインに首を振ってストレートを投げる場面もありましたので本人も自信のある球なのでしょうね、この日の最速は145キロでしたが9回になっても十分球威がありました。
変化球はフォーク・スライダーにチェンジアップも投げていたと思います、どの球も丁寧にコントロールされていて正直投手として悪いところが見つかりませんでした。
来年小川がどのユニフォームを着ているかは分かりませんがプロでのピッチングが今から楽しみで仕方がありません!

田中太一
今年初めて太一のピッチングを見ましたがストレートがほぼ使い物になっていませんでした、投球練習を含めて低めに大きく外れたストレートが何度もバックネットに直撃します、ストレートがこんな調子なのでピッチングは変化球に頼るしかなく女房役である河野はさぞ苦労したと思います。
6回2/3を無安打に抑えましたが四死球を6個与えました、良いか悪いかで言えば間違いなく悪かったです。
しかし光明もあります縦のスライダーのキレはすこぶる良好でした、ストレートは無いと分かっていてもなかなか当たらないのは流石ですね!
大学で言うと太一はまだ2年生、焦らずに課題を1つ1つクリアしていってくれたらと思います。
頑張れ太一!

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。