
リバプール・スアレス問題は、サッカー文化の問題だと思う
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T Pool
2013年01月18日 18:26 visibility404
リバプールのスアレスが、ストーク戦でPKを得るために、わざと倒れたことを認めたことが、大きな話題となっているようですね。
ロジャース監督もスアレスの発言を快く思わなかったようで、一部ではスアレスは何かしらの処分を受けるのではという憶測も流れているようです。
ただ、個人的な意見としては、おそらく口頭での注意くらいになると思います。
スアレスに関しては、以前からダイブが多いといわれており、イングランド内では汚いプレーヤーとして見られています。
周りからの悪いイメージが悪すぎるので、わざとではなくとも、反則に見えるプレーをしてしまうと、すぐに指摘されてしまうのが、スアレスの現状。
この間のFAカップでのハンドは、わざとではないと言ったようですが、これが例えわざとではなくても、スアレスは卑怯なプレーヤーとしてのレッテルを貼られているので、今後もこういった見方をされるのは仕方が無いでしょう。
大変かもしれませんが、これからもリバプールでゴールを決め続け、リバプールを世界一のクラブにできるよう、頑張ってもらいたいですね!
話を少し変えて、ここでイングランドのサッカーファンの国民性について考えてみたいと思います。
この話題を見て思うのは、イングランドのサッカーファンたちは、フェアプレー精神の強い国であるということです。
サッカーには「マリーシア」という言葉があり、日本でもこの言葉が流行った時期があり、日本がワールドカップに出たばかりの頃は、日本人はマリーシアが足りないとまで言われました。
世界ではマリーシアが当たり前のように行われている。だからこそ日本もそれを見習うべきだという意見が多くでていました。
そして、今回のスアレスのように、わざと倒れてPKをとろうという行為も、まさしくマリーシアの一つといっていいでしょう。
しかしながら、イングランドではこのマリーシアは評価されず、むしろ悪と見られてしまいました。
どうやらイングランドでは、マリーシアは良いものと見られていないようです。
スアレスはイングランド人ではなく、ウルグアイ人です。ウルグアイやブラジルなどの南米では、マリーシアという文化が浸透しているのでしょう。サッカー選手として成功しなければ、貧乏から抜け出せないという環境から来るものかもしれません。
ところが、イングランドにも貧しい環境があるものの、サッカーに対しては娯楽性、楽しむという雰囲気が強いのが事実です。
ヨーロッパ内でも、イタリアは勝利にとことんこだわるものの、イングランドはそこまでではないと言われています。比較的クリーンにプレーして、勝敗の結果を楽しむのが、イングランドのサッカー文化のひとつです。
今回の問題は、イングランドとウルグアイ(南米)のサッカー文化の違いから起こった問題だと思います。
どっちが正しいかという問題ではなく、スアレスがイングランドでプレーする以上、このような批判をスアレスは受け入れるしかないと思います。
もしくはスアレスが今後一切ダイブをしない。マリーシアの文化をイングランドに浸透させるよりも、こっちのほうが簡単に解決するような気もします。
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