浦和、長谷部慰留…

  • ナオ
    2007年06月01日 17:44 visibility29


 セリエAのシエナが今夏の移籍市場でMF長谷部誠(23)=浦和=の獲得に乗り出した問題で、中村修三GMが31日、非公式なオファーがあったことを認めた。中村GMはすでにシエナの情報収集を始めた長谷部と直接会談を持っており、昨季2冠に貢献した司令塔の慰留に全力を尽くすつもりだ。  プリンス長谷部の去就問題が急展開を見せた。浦和の中村GMがこの日午後、シエナから今夏の獲得を申し出る非公式なオファーが届いていることを明らかにした。「シエナの話はすでに確認済み。正式文書はまだ届いていないが、我々は代理人にシエナからの委任状を確認した。ハセ(長谷部)はアジアを制するために重要な存在なので、強く慰留するつもりだ」と語った。  
 5月27日のセリエA最終節で15位でA残留を決めたばかりのトスカーナの古豪の動きは、予想以上に素早かった。一方、長谷部にもイタリアからの招待状の事実は届いていた。昨年悲願のリーグ初制覇に貢献したことで、自分に課したハードルはクリアしていた。練習前に中村GMと直接会談を持った司令塔は、シエナの公式戦のビデオや世界遺産となった町並みなどの“独自調査”も進めている。  長谷部はこの日の練習後「シエナの話は本当に最近聞いたばかり。レッズには恩がある。自分の中では、欧州挑戦はチームをリーグ優勝させてからと考えていた。サポーターやすべての人が納得するのは難しいですが、あとはクラブと代理人に任せています」正直な気持ちを吐露した。  
 一方、すでに来季の長谷部獲得作戦を認めているシエナ幹部によると、条件は1年間のレンタル移籍で、正式買い取りのオプション付き。総額2億5000万円の条件となる見込み。中村GMは「フランス2部ではなく、セリエAからのしっかりとした条件の話ならば、きちんと聞かなければいけない」と交渉には応じる予定。早ければ今月上旬に突入見込みのクラブ間交渉に注目が集まる。


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