牛殺し

こないだの日記で元バルサのクーマンのFKについて触れたのですが、あらためて動画を見ましたらやっぱり強烈でした。

クーマンをご存じない方もいらっしゃると思いますが、現在は監督でサウサンプトンの吉田麻也のボスをしています。

プレースタイルはクレバーかつ攻撃的で、最後尾から正確で力強いキックを武器にロングフィードで起点をつくり、スターだらけのバルサやオランダ代表のセットプレーをDFながら一手に引き受けていました。

そんな彼は誰が呼んだか「牛殺し」の異名を持った唯一のサッカー選手なのでした。
本当にサッカーボールで牛が死ぬかどうかは知りませんが(^^)

どれだけ強烈なシュートかというとロベカルやクリスティアーノ・ロナウドのFKが時速130キロ前後と言われてますがクーマンは180キロ以上を計測したことがあると言われています！

ですが機械ほどあてにならないものはありません。私も近所のオンボロバッティングセンターのスピードガンで160キロを計測しましたから（それまで100キロを超えたことがなかったが余りの出来事に団野村氏に連絡しようとした）

というわけでクーマンの威力がどれ程のものか私の言葉で説明したいと思います。

101回目のプロポーズの名場面に武田鉄矢がトラックの前に飛び出し「僕は死にましぇん」と浅野温子にプロポーズするシーンがあります。

それがトラックの代わりにクーマンが蹴ろうとしているFKの前に飛び出したらどうでしょう？

クーマンの右足から低い弾道の強烈なシュートが放たれた瞬間、武田鉄矢が飛び出します！

ボールは鉄矢のみぞおち辺りにめり込み「ぼっぅぉ…」という、ぼくはの「ぼ」なのかボールが当たった音なのか判別できない音が聞こえたかと思った刹那、鉄矢は膝から崩れ落ち気を失います。そしてその跳ね返りが浅野温子の顔面を直撃し周りは騒然となり撮影中止となります。

そんな威力と言った方が伝わりやすいでしょう。

熊をも殺せるシュートの前では人間などひとたまりもないというお話でした。