
代表監督に必要なもの
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taki
2008年11月07日 01:27 visibility32
最近、アルゼンチン代表監督に
マラドーナが就任しました。
彼が代表監督に向いているのかどうかは
まだ結果が出ていないので
今のところはなんとも言えないでしょう。
この先のアルゼンチンがどうなるか、
注目して行きたいと思います。
ただ、今回の彼の就任の背景には
代表監督の選び方に対しての
各国の変化が感じられるような気がします。
※今から自分が書くことに関しては
未だに自分も考えている最中なので、
主張に一貫性がなかったりすることもありますが、
ご了承ください。
現在の状況で、
代表監督に必要なものは何か?
おそらく、
物凄く強い重圧に耐えられる精神的な強さと、
失うものは何もないという度胸ではないでしょうか?
戦術眼や人心掌握術ももちろんですが、
勝てば称えられる一方、
敗れてしまえばそれまでの必死な努力も否定され、
監督が出した采配、決断、人間性すべてを
思いっきり否定されるリスクが代表監督にはあります。
話を少し変えて
違う側面から代表監督について考えて見ましょう。
代表監督とクラブチームでは
どちらが良いチームを作りやすいか?
おそらくクラブでしょう。
数ヶ月に1回集まるくらいのナショナルチームと
ほぼ毎日顔をあわせるクラブではチーム戦術の
完成度が明らかに違います。
しかし、勝負の結果に対して
厳しく非難されるのはどっちか?
と聞かれたら(国の事情にもよりますが)
代表の方が厳しい目で見られるでしょう。
中田英寿が言っていた
「クラブの試合は見せるもので
代表は勝つもの」
という言葉がそれをうまく表しています。
良いチームが作りにくいにも関わらず、
勝利という絶対的なものを得ない限り
認められない厳しい環境。
そのようななかで仕事をするわけですから
並大抵の精神力ではやっていけません。
世界において代表監督は
「クレイジージョブ(いかれた仕事)と呼ばれている」
とは岡田監督が言っていた言葉ですが、
おそらく事実でしょう。
そして今回マラドーナが選ばれた
理由の一つとして、
彼ならアルゼンチン人からの
重圧に耐えて仕事をしていける。
実際選手として重圧を受けてきたのだから
厳しい状況でもほぼ平常心で仕事ができる。
それが全てではありませんが、
そういったことも
理由の一つとしてあったように思います。
ブラジル代表の監督は現在ドゥンガですが、
あれだけ多くの監督がいるブラジルという国の中で、
ドゥンガよりも戦術眼に優れている人や
人心掌握術にたけた監督がいるはずです。
しかしながら厳しい重圧の中
キャプテンとしてチームにいた彼ほど
国民の重圧を浴びながら
仕事をできる人間はいない。
ものすごいプレッシャーの中で
平常心を保てるのは彼らくらいしかいない。
そう思うのですがいかがでしょうか?
自分がスポーツにおいて
精神的な部分を強く意識する癖があるので
こういった考え方をしてしまうのかもしれませんが、
最近の代表監督人事には
精神的な部分が大きく関わっているような気がしてなりません。
コーチの資格をとるためのコーチングスクールでは
取れない心の強さが代表には求められるからこそ
そこを出てきた優秀なコーチらよりも
マラドーナやドゥンガが選ばれたのではないでしょうか?
これについては今後も何かしら考えて
書いていきたいと思います!
ご意見募集中です!
PS.岡ちゃん、このクレイジージョブを
選んだあなたは勇ましいです!
世間になんと言われようが
自分のやりたいサッカーをして
完全燃焼してください!
それが代表監督の仕事ですから!
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- 事務局に通報しました。
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