20152015:A代表:アジアカップ:中立:vsヨルダン「攻守の連動性で圧倒し、完勝」その3
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杉野雅昭
2015年01月20日 23:08 visibility72
日本:2-0:10香川 真司(14武藤 嘉紀)
経過
ヨルダンのプレミアの様な最終ラインからのロングボールに対して、ヨルダンの選手がターゲットマンの傍に2人ポジションを取っていたが、繋がせず日本の選手がボールを奪い、カウンターに持っていく。
この時、ヨルダンの前線と中盤とに大きな距離があって間延びしていたのに対し、日本の選手は、時間帯とスコアの関係もあり、しっかり帰陣していたため、FWの8清武 弘嗣が、中盤まで下がって簡単にパスを受ける事が出来た。
8清武 弘嗣が、中盤まで下がっていたのと、ヨルダン側の2次攻撃狙いの意味もあり、SBの選手が、高いポジションを取っていた。
しかし、狙い対して、チームとしての動きが、中途半端であり寄せに行けず、8清武 弘嗣は、ボールをオンで、持つことが出来た。
この時、SBの選手が上がっているため、そこに当然スペースがある。
ここを見逃さず、本来中央にポジションを取るCFの14武藤 嘉紀が、サイドにスライドしてポジションを取っていた。
そして、出し手である8清武 弘嗣もしっかり、そこにスルーパスを出した。
14武藤 嘉紀がパスを受けた時、中は、ヨルダンDF3人に対し、4本田 圭佑1人だったので、ヨルダンの選手は、1人14武藤 嘉紀を止めに行き、もう1人は、止めにいったヨルダンの選手の後ろのスペースをケアしにいった。
さらに最後の1人は、4本田 圭佑をマークし、パスコースを遮断した。
しかし、この時、8清武 弘嗣からパスが出されたタイミングで、得点意識の高い10香川 真司は、ゴールに向かって長い距離をボール保持者である14武藤 嘉紀からクロスが出るタイミング計りつつ走っていた。
逆に得点意識の低い8清武 弘嗣は、ゆっくりゴールに向かって走っていた。
同様にヨルダンの選手も守備意識の高い選手は、帰陣していたが、守備意識の低い選手は、8清武 弘嗣同様にゆっくり走っていた。
具体的に言えば、14武藤 嘉紀サイドの選手は、ボール保持者が、近い事もあり、帰陣が速く、逆に遠いサイドは遅かった。
しかし、10香川 真司は、守備意識の高く帰陣の速かったヨルダンの選手の背後のスペースに走っていたため、手前のヨルダンの選手は、10香川 真司に気づいていなかった。
仮に遠いサイドのヨルダンの選手が、戻っていれば10香川 真司の動きを察知し、防げた可能性もある。
勿論、14武藤 嘉紀のクロスは、鋭かったためにクリアするのは、難しかったとはいえ、プレッシャーを与えて、ミスを誘えたかもしれない。
実際、球足の速い球で、合わせるのは少し、難しかったが、10香川 真司は、テクニックのある選手なので、しっかりミートした。
その結果、GK1シャフィも弾ききれず、ゴールネットを揺らす事が出来た。
加えて、細かい点だが、ゴール前に到達する寸前に4本田 圭佑が、そのまま真っ直ぐ走るのではなく、ダイアゴナルランで、膨らみマークを引き付ける事で、ゴール前に10香川 真司が、飛び込むエアポケットを作った。
そこを見逃さず、10香川 真司が、飛び込み得点が、生まれた訳なのである。
これは、ボールを持ってない選手のフリーランが大事だという良い例である。
コメント
このシーンに関しては、ヨルダンの選手が、時間帯とスコアにより敗退を意識したためチームとして守備を怠った事により生まれた失点とも言える。
攻撃関しても前にパワープレー狙いロングパスから得点を目指すという狙いに対して、前線に張る人数が、3人で、不足していた。
ドイツW杯のオーストラリアの様な徹底した攻撃というのが、出来ておらず、迫力不足だった。
パレスチナ、イラクと同様にチームとしての攻撃の形というのが、明確に見えてこなかった。
それだけ日本のサッカーが、良いのかもしれないが、敵として物足りない点は、否定できない。
経過
ヨルダンのプレミアの様な最終ラインからのロングボールに対して、ヨルダンの選手がターゲットマンの傍に2人ポジションを取っていたが、繋がせず日本の選手がボールを奪い、カウンターに持っていく。
この時、ヨルダンの前線と中盤とに大きな距離があって間延びしていたのに対し、日本の選手は、時間帯とスコアの関係もあり、しっかり帰陣していたため、FWの8清武 弘嗣が、中盤まで下がって簡単にパスを受ける事が出来た。
8清武 弘嗣が、中盤まで下がっていたのと、ヨルダン側の2次攻撃狙いの意味もあり、SBの選手が、高いポジションを取っていた。
しかし、狙い対して、チームとしての動きが、中途半端であり寄せに行けず、8清武 弘嗣は、ボールをオンで、持つことが出来た。
この時、SBの選手が上がっているため、そこに当然スペースがある。
ここを見逃さず、本来中央にポジションを取るCFの14武藤 嘉紀が、サイドにスライドしてポジションを取っていた。
そして、出し手である8清武 弘嗣もしっかり、そこにスルーパスを出した。
14武藤 嘉紀がパスを受けた時、中は、ヨルダンDF3人に対し、4本田 圭佑1人だったので、ヨルダンの選手は、1人14武藤 嘉紀を止めに行き、もう1人は、止めにいったヨルダンの選手の後ろのスペースをケアしにいった。
さらに最後の1人は、4本田 圭佑をマークし、パスコースを遮断した。
しかし、この時、8清武 弘嗣からパスが出されたタイミングで、得点意識の高い10香川 真司は、ゴールに向かって長い距離をボール保持者である14武藤 嘉紀からクロスが出るタイミング計りつつ走っていた。
逆に得点意識の低い8清武 弘嗣は、ゆっくりゴールに向かって走っていた。
同様にヨルダンの選手も守備意識の高い選手は、帰陣していたが、守備意識の低い選手は、8清武 弘嗣同様にゆっくり走っていた。
具体的に言えば、14武藤 嘉紀サイドの選手は、ボール保持者が、近い事もあり、帰陣が速く、逆に遠いサイドは遅かった。
しかし、10香川 真司は、守備意識の高く帰陣の速かったヨルダンの選手の背後のスペースに走っていたため、手前のヨルダンの選手は、10香川 真司に気づいていなかった。
仮に遠いサイドのヨルダンの選手が、戻っていれば10香川 真司の動きを察知し、防げた可能性もある。
勿論、14武藤 嘉紀のクロスは、鋭かったためにクリアするのは、難しかったとはいえ、プレッシャーを与えて、ミスを誘えたかもしれない。
実際、球足の速い球で、合わせるのは少し、難しかったが、10香川 真司は、テクニックのある選手なので、しっかりミートした。
その結果、GK1シャフィも弾ききれず、ゴールネットを揺らす事が出来た。
加えて、細かい点だが、ゴール前に到達する寸前に4本田 圭佑が、そのまま真っ直ぐ走るのではなく、ダイアゴナルランで、膨らみマークを引き付ける事で、ゴール前に10香川 真司が、飛び込むエアポケットを作った。
そこを見逃さず、10香川 真司が、飛び込み得点が、生まれた訳なのである。
これは、ボールを持ってない選手のフリーランが大事だという良い例である。
コメント
このシーンに関しては、ヨルダンの選手が、時間帯とスコアにより敗退を意識したためチームとして守備を怠った事により生まれた失点とも言える。
攻撃関しても前にパワープレー狙いロングパスから得点を目指すという狙いに対して、前線に張る人数が、3人で、不足していた。
ドイツW杯のオーストラリアの様な徹底した攻撃というのが、出来ておらず、迫力不足だった。
パレスチナ、イラクと同様にチームとしての攻撃の形というのが、明確に見えてこなかった。
それだけ日本のサッカーが、良いのかもしれないが、敵として物足りない点は、否定できない。
その4に続く。
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