2015:J2:23節:H:vs大宮アルディージャ「超えるべきJ1に近いチームの壁」その3

3、試合考察

3-1:小さい様で大きな差(個の力と落ち着き)

実は、この試合流れの中では、岡山の守備は、効いていた。
実際に、大宮のミスパスを誘発させ、岡山も奪いきれないながらもマイボールにする事が出来ていた。
逆に大宮もバランスの取れた守備と奪取力という個の力で、危険の芽を摘んだ。
実際に岡山の決定機に繋がりそうな場面での大宮の好守が、光った。
それが、シュート精度というのもあるが、枠内シュート数の数に差が生まれた。
しかし、そういった大宮の球際の厳しさ、デュエルの場面での差が、実力差となって表れた。
少し体寄せられてもしっかりミートしたり、精度を落とさない力強さ。
こういったのは、高いレベルで、長年J1で、戦ってきた財産であるだろう。
しかし、J1昇格そして、J1定着するためには、これを超えて行かなければならない。

3-2:小さい様で大きな差(楔形パスと前線の起点)

正直、前項で述べた通り、守備は、両チーム効いており、同じようなボールロストが目立った。
最大の差は、効果的楔形パスの成功率とその後の展開である。
岡山は、ここ最近の試合を見てもロングパスは、浮き球が多く、足下に付けれるグラウンダーの長距離の楔形パスが出せていない。
対する大宮そういった足下への正確で速いパスから得点に繋げた。
41家長 昭博に関しては、しっかり収まる。
しかし、岡山は、その成功率が低く、収まらなかった。

3-3:小さい様で大きな差(攻守のバランス)

大宮は4-2-3-1もしくは、4-2-2-1-1、4-4-1-1。
ゾーンの2ブロックを形成し、スペースを与えず、ミスパスを誘発する守備を形成している。
さらに前線に二人が残り、SHの二人がサイドからの攻撃参加を狙う形を布いている。
攻守で非常にバランスの取れた人数の状態を通る事で、自陣と敵陣とでの人数を確保し、良い状態を作れている。
対する岡山は、前線に残す人数も少なく、カウンター時の迫力が無い。
そのため、出しどころに困る試合が多く、この試合でもあまり良い形を作れなかった。

3-4:小さい様で大きな差(デュエル意識)

これを感じたのが3失点目。
大宮の39泉澤 仁は、カウンターの場面で上がりを待たず、一人で持っていった。
そして、最終的にシュートまで行って得点を決めた。
しかし、岡山のカウンターのシーンでは、止まってフォローを待つ回数が多い傾向にある。
ここで、勝負を出来るかどうか。
そこは、得点に直結する大事な事であり、そういったプレーも多く魅せれるチームになって欲しい。

4、満足度

3点(10点満点)

完敗とは、この試合。
明確な差が大きな差となってこのスコアとなった。
昨季までの強者への強さは影を潜めているのは、気になる所である。
最近の岡山に対しては、不満の積もる一方である。
どうにかならないものか…

岡山から世界へ 
To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

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