2012:J2:35節:A:愛媛FCVSファジアーノ岡山「引いた愛媛に敗れ13試合ぶりの勝利をプレゼント」

愛媛VS岡山:1-0
得点者:11石井 謙伍
観客数:3769人
主審:大西 弘幸
副審:石川 恭司、作本
貴典

1、A:岡山情報

影山 雅永監督

スタメン

20川又
堅碁
7キム・ミンキュン、13石原 崇兆
25田所 諒、8千明 聖典、14仙石 廉、2沢口 雅彦
3後藤 圭太、18竹田 忠嗣、22篠原
弘次郎
1中林 洋次

リザーブ

GK:21真子 秀徳
DF:なし
MF:29大屋 翼、17服部 公太、34田中
奏一
FW:36関戸 健二、11桑田 慎一郎、35上條 宏晃

途中交代

2沢口 雅彦→36関戸 健二、25田所 諒→34田中
奏一、7キム・ミンキュン→35上條 宏晃

 

2、H:愛媛情報

バルバリッチ監督

スタメン

34伊東 俊
9有田
光希、17大山 俊輔
7前野 貴徳、4渡邊 一仁、16赤井 秀一、11石井 謙伍
2浦田 延尚、6田森 大己、5アライール
37秋元
陽太

リザーブ

GK:21兼田 亜季重
DF:なし
MF:3トミッチ、8内田 健太、14東 浩史、18加藤 大、26村上

FW:24福田 健二

途中交代

17大山 俊輔→14東 浩史、16赤井 秀一→28村上 巧、11石井 謙伍→18加藤


3、戦評

立ち上がりから岡山は、パスミスが目立ち攻撃の形をなかなか作れなかった。
愛媛は、スペースを消す守備で、岡山に岡山のサッカーをさせなかった。
愛媛は、狙い通りのカウンターから先制。
後半は、岡山も対策を打って引いた相手から崩そうとするが、先制した事で、さらに守勢に回った愛媛の守備は、堅かった。
結局、良い時の岡山のサッカーをした愛媛が、インタビューを受けた選手や応援しているサポーターが、涙する嬉しい13試合ぶりの勝利。
一方、岡山は、プレーオフ進出が、かなり厳しくなった。

4、得点分析

H:愛媛:1得点目:11石井
謙伍

左サイドの7前野からのパスを受けた43伊東。
34伊東は、上手くキープして、スルーパスを11石井へ通す。
25田所が触れるもクリア仕切れず、11石井へ通る。
諦めない25田所も懸命に足を伸ばすも届かず。
フリーとなった11石井は、GK1中林との1対1を冷静に決めてゴール。

34伊東のスルーパスが、素晴らしかった。
25田所が、クリア、もしくは、1中林が、1対1を止めるぐらいしか防ぐ手段は無かった。

5、レビュー(A:岡山側)

3バックの対戦相手に勝率の悪さが、この試合にも出た。
ほぼいいところなく、決定機も一度ぐらいしか作れなかった。
相変わらずセットプレイでは、得点の匂いがしないし、引いた相手に崩すせなかった。
岡山は、どうやら自分達のサッカーをしてくれる相手の方がやり易い様だ。
引いて守る事が出来るチーム相手にだと苦戦するケースが多い。
その中で、34田中が、良かったので、今後の活躍が楽しみ。
13石原、2沢口辺りは、あれだけ試合に出て得点があまり奪えないのは、如何なものか…
13石原が、今のパフォーマンスなら11桑田のスタメンも近い。
個人的にどうせなら11桑田より36関戸がみたいけど。
ベンチにも入れない5植田の状態が心配される。

6、レビュー(H:愛媛側)

しっかり、守ってカウンター狙い。
急造3バックで、2度の対戦で、1勝1分。
まさに狙い通りという勝利だったと思う。
攻撃より守備に重点を置いたシステムで、攻撃の完成度は、低かった。
サッカーは、まず後ろから固めていく事が一般的とされており、まず、守備を固めた事が大きかった。
最少得点差での勝利ではあったが、13試合ぶりの勝利だけあって、来季以降に繋がって来る勝利だった。
ただ、課題は、山積みで、自分達のサッカーが出来た訳でなく、ここから勝つためにどういったサッカーをしていくか模索していく必要を感じる。
今後その辺りどういったアイデンティティを持ってチーム作りをしていくのか注目したい。

7、評点

A:岡山側

影山 雅永:6.0:交代は、妥当だったが、勝利に導けず。

GK1中林 洋次:5.5:見せ場が無かった。
CB3後藤
圭太:6.0:1対1、空中戦の強さを見せた。
CB18竹田 忠嗣:6.5:広範囲を上手くカバーした。
CB22篠原
弘次郎:5.5:ボールロストが目立ち最後のチャンスを決め切れなかった。
DH8千明
聖典:5.5:守備の良さとパス成功率の高さを見せ、シュートも積極的に狙った。
DH14仙石
廉:5.5:プレースキックの精度の悪さやパスミスが目立った。
WB25田所 諒、2沢口
雅彦:5.0:良い所が無かった。
ST7キム・ミンキュン:5.5:良い所は、スルーパス一本と精彩を欠いた。
ST13石原
崇兆:5.5:スペースが無く、持ち味を発揮できなかった。
FW20川又
堅碁:5.5:良い形を作るもシュートまでいけなかった。

途中交代

36関戸
健二:5.5:なかなか持ち味を発揮出来ず。
34田中 奏一:6.0:クロスからチャンスを作った。
35上條
宏晃:6.5:スピード感溢れる動きとポジショニングが良かった。

H:愛媛側

バルバリッチ監督:7.0:策が嵌り、13試合ぶりの勝利に導いた。

GK37秋元
陽太:6.5:ハイボール処理や体を張ったセーブで、無失点に抑えた。
CB2浦田 延尚:6.0:無失点に貢献。
CB6田森
大己:6.0:リベロとして上手くバランスを取った。
CB5アライール:6.5:攻撃参加も何度か見せた。
DH4渡邊 一仁、16赤井
秀一:6.0:守備から入り前へのパス意識も高かった。
WB7前野 貴徳:7.0:好守で持ち味を発揮した。
WB11石井
堅碁:7.5:値千金の決勝ゴールを決めた。
ST有田 光希:6.0:ドリブルで、何度も仕掛けた。
ST大山
俊輔:5.5:もっとボールに絡みたかった。
FW34伊東
俊:7.0:ゴールをアシストする素晴らしいスルーパスを通した。

途中交代

14東
浩史:5.5:もっと積極的に仕掛けたかった。
28村上 巧:5.5:中盤の運動量のために走り回った。
18加藤
大:評価不可

 

主審:大西 弘幸:6.0:大きな誤審なく、上手く裁いてゲームを作った。

副審:石川 恭司、作本 貴典:6.0:多少主審と食い違う事があったが、上手く裁いた。


8、MOM&MIP

MOM:「11石井
謙伍」

少ない決定機をしっかり決めた。
13試合ぶりの勝利に繋がった。
決定機をしっかり決めれた事は、評価に値する。

MIP:「35上條
宏晃」

スピード感ある動きは、若さを感じますね。
動きの質は高いと思います。
これで、ゴール出来るようになればいい選手なんですけど、13石原といい、惜しい選手が多いが、まだまだ若いので、これからの成長に期待したい。

9、満足度

2点(10点満点)

いいところがほぼ無く、不甲斐なさにやりきれない感情が起こった。
シュート9本も打っていたと感じないくらい決定機が少なかった…

10、岡山の次節希望スタメン&リザーブ

スタメン

20川又
堅碁
7キム・ミンキュン、11桑田 慎一郎
25田所 諒、8千明 聖典、14仙石 廉、34田中 奏一
5植田 龍仁朗、18竹田 忠嗣、3後藤
圭太
1中林 洋次

リザーブ

GK:21真子 秀徳
DF:22篠原 弘次郎
MF:36関戸 健二、17服部
公太、13石原 崇兆
FW:38三村 真、35上條
宏晃

結果を残せて居ない、2沢口及び13石原をスタメンより外した。
2沢口と22篠原の2択のDFは、2沢口を途中起用では、守備固め以外厳しいと判断し、ベンチ外とした。
34田中は、天皇杯で、フルタイム出場した事で、スタミナに問題ないので、十分スタメンで、行けると思われる。
よって、スタメン候補に入れてみた。
11桑田は、結果こそ残せて居ないが、練習や試合でも質の高いプレイを見せており、スタメンの可能性も十分あるだろう。
また、起用方法を見いだせない29大屋をベンチに入れておく必要性は、薄いので、ベンチ外へ。
神戸へ帰る気満々なのに高いパフォーマンスを期待できない29大屋より36関戸を起用した方が、良いだろう。
5植田が、大丈夫ならスタメン復帰して欲しいが、ベンチ入りさえ出来てないという事は、どこか悪いのかもしれない。
この敗戦を受けて次節メンバーの大幅な変更も十分ありうるという事で、多少弄ってみた。

岡山から世界へ

To Be Continued

by杉野雅昭


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