2012年ファジアーノ岡山選手評価11~24
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杉野雅昭
2012年11月18日 00:42 visibility110
今季の選手評価です。
A:今季のチームの核として活躍した。
B:今季のチームの主力として活躍した。
C:今季のチームの戦力として活躍した。
D:今季のチームの切り札として活躍した。
E:今季のチームのバックアップとして活躍した。
今回は、11桑田 慎一郎、13石原 崇兆、14仙石 廉、17服部 公太、18竹田 忠嗣、19中野 裕太、20川又 堅碁、21真子 秀徳、22篠原
弘次郎。
11桑田
慎一郎:ST:D
フリーランの質は、素晴らしく居て欲しい所に居た。
球離れも良く、持ち過ぎないのは、評価すべき点。
パススピードも早くて正確で、前を向けば良い所にパスを出してくれた。
ただ、怪我の影響もあり、スピードが無く、裏へ抜け出しそうでもフリーになれなかった。
ドリブル突破の成功率もかなり低かった。
そのためシュートが、極端に少なかった。
また、岡山のサッカーが、攻撃にあまり人数をかけない時間が、多かったという事もあり、単独突破する能力に乏しい11桑田は、あまり仕事できなかった。
それでも怪我人多い中、出番が回って来ていたが、結果を残す事が、出来なかった。
起用方やチーム戦術によっては、輝くだろうが、怪我が多く、なかなか本調子は、程遠く来季も残れるだけの結果を残せなかった。
センスがある選手だが、岡山にサッカーに合わなかった事で、契約が、残っていなければ今季いっぱいの可能性は、極めて高そうだ。
13石原
崇兆:ST(WB):C
圧倒的なスピードが売りの岡山のスピードスター。
そのスピードを武器にWB時には、サイドを切り裂いた。
素人目にもその突破力の高さは、一際目を引いた。
ただ、クロス精度やシュート精度に課題があり、チャンスの割には、アシストやゴールという結果の残せなかった。
本人の目標である5得点には、3点足りず悔しいシーズンとなった。
来季は、シュートやクロスをどれだけ落ち着いて出来るかが、課題となって来る。
幸い思い切りの良さはあるので、ミスを恐れずチャレンジして欲しい。
精度がついてくれれば大量ゴール、大量アシストも可能なポテンシャルを秘めており、まだまだ若く、これからが楽しみな選手。
14仙石
廉:DH:A
開幕時から怪我無く、チームの中心として活躍してくれたファジの誇るゲームメーカー。
その視野の広さは、本物で、パス成功率は、高かった。
しかし、今季そのパスをカットされて失点に繋がり、試合後に涙を流すという悔しい思いをした。
しばらくは、尾を引いていたが、徐々に調子を取り戻し、終盤の頃には、完全に自分のプレイを取り戻していた。
そして、再び積極的に前に飛び出す様になり、攻撃に厚みを持たせる様になった。
そういったプレイの成果か今季は、3ゴール決めており、成長を見せた。
守備の方でも、球際に激しく行く事ができた。
そのタックルで、ピンチの芽を何度も摘み堅守を支える要因となった。
ただ、セットプレイキッカーを任されていたが、精度や球足が、イマイチで、思う様な結果を残せなかった。
これは、彼に責任がある訳ではなく、チーム作りの上での問題であり、彼に非は無い。
また、8千明との関係は、公私共に良好で、彼とは、雑誌のインタビューで、誤解の受ける様な言葉が、彼から飛び出す等、密接な関係にある。
この関係を来季も壊されない様に14仙石には、頑張って貰いたい。
17服部
公太:WB:C
広島で、「鉄人」と呼ばれた頼れるベテラン。
しかし、期待されていた程試合に出場出来ず、なかなかアシストやゴールという結果を残せなかった。
それでも、その左足は、錆びる事無く、高精度のクロスを配給し続けた。
また、その存在が、25田所の成長を促した。
奥さんに寝る事も仕事といわれ仕事に専念してきた鉄人。
その積み重ねた物は、確かで、引退試合には、多くの広島のサポーターが、会場に足を運んだ。
天皇杯では、自身初の退場を経験し、これが、引退を決意に至る要因の一つなったかもしれない。
岡山では、フェアプレー精神やプロとしての心構えを岡山にもたらしたであろう事は、確か。
そういった意味では、非常に感謝している。
有難う。
そして、お疲れ様でした。
18竹田
忠嗣:CB(DH):B
CBの真ん中で、プレイする事で、今季開花した選手かつ頼れる選手会長。
持ち味のクレバーなプレイで、広範囲をカバーし、パスカットで、相手の攻撃を潰した。
元々DHの選手だけあって、視野もある程度あり、ビルトアップで、貢献した。
また、稀にオーバーラップから攻撃参加をみせるシーンもあった。
得点力不足を解消するためにもそういったシーンを来季は、増やして欲しい。
CBは、ある程度余裕を持ってプレイ出来るので、ミスも減った。
守備に、関しては、持ち味を存分に発揮しているので、後は、攻撃面で、どれだけみせれるか。
特にフィード精度が良くなれば大きい。
いつまでも今のポジションも確約されないだろうから。
しかし、チーム最古参。
それだけ来季は、キャプテンに個人的になって欲しい。
19中野
裕太:ST(CF):D
開幕前成長した姿を見せ、期待されていたが、結局1ゴールに終わり、ネクストに降格した。
パスセンスには、成長を感じたが、上背の高さを活かしたポストプレイが、出来ず苦労していた。
来季トップで、プレイするには、得点力、ポストプレイを磨きをかけ、一人でも仕事が、出来る強引さが必要。
環境が整いチームとしての評価も上がって、良い選手が集まって来ているので、危機感を持って頑張って欲しい。
20川又
堅碁:CF(ST):A
岡山史上初の二桁得点だけではなく、日本人最多タイの18得点という堂々たる結果を残した生粋のストライカー。
開幕前のキャンプでは、自分のプレイに迷いがあったが、開幕前に怪我した間に迷いが、吹っ切れて良い状態で、自身の開幕を迎えられた。
自身の岡山デビュー戦では、懐の深くポストプレーの上手い選手だと感じた事を記憶している。
我武者羅にジャンプして競り合うのではなく、体を入れて胸で、トラップする。
元徳島であり現G大阪の佐藤もそういったプレイが出来る。
ただ、足下に入ったポストプレーは、下手で、ある程度は出来るが、強弱や連携が合わなかったり等と通らない事も何度かあった。
何と言っても彼の良さは、決定力。
ゴール前での落ち着きは、素晴らしい物がある。
今までの岡山選手ならば、力んだり、精度を欠いて外す事もあったが、しっかり枠に飛ばせていた。
簡単な様で、難しいからこそ素晴らしい。
他の選手も彼を見習って欲しい。
また、ドリブル成功率こそ高くないが、当たりへの強さであったり、完璧なタイミングでの裏への飛び出しで、裏へ抜け出す事も多かったのも得点が多かった理由。
さらに嗅覚もあり、ボールの毀れて来るところにしっかりポジショニング出来ていた。
その辺り、ストライカーらしいFWで、岡山の1トップに上手くフィットした。
J1でも十分通用する可能性を秘めたFWだけに来季の去就が、注目される。
21真子
秀徳:GK:E
天皇杯の出場のみと言う悔しいシーズンとなった。
元々人気のある選手だけに多くのサポーターは、再び21真子が、レギュラーに戻って来る事を願っている。
また、今季唯一の出場となった天皇杯後の勝利では、非常に満足した表情が、印象に残っている。
そのコーチング、ポジショニング、フィード精度に定評がある21真子がベンチ居るだけに安心感が全然違うので、来季も居て欲しい。
来季もチームに残るのなら厳しいが、1中林とのレギュラー争いに勝てる様に頑張って欲しい。
22篠原
弘次郎:CB(WB):D
今季監督の信頼を得て、スタメンで、何試合か、スタメンで、出れる様になった。
その右足の精度は高く、何度か素晴らしいフィードを通す事が、出来ていた。
ただ、それに頼り過ぎる部分も多く、何度か相手チームにボールを渡す事も多かった。
もう少し、パスを回して組み立てたりする事も重要。
また、上背が無いので、もっと激しい守備も必要。
背が高い選手が居れば、そこを突かれる可能性もあるし、ライバルの3後藤、4近藤、5植田の上背を考えるとそこを補うプレイを見せなくてはならない。
そういった良さを自分で、築けるかが、今後の課題。
もしくは、18竹田の様に真ん中で、プレイするかだが、そちらは、厳しそう。
来季以降も厳しい戦いが、待っているだろうけど、ネクストで、這い上がって来た選手だけにこれからも頑張って欲しい。
岡山から世界へ
To Be Continued
by 杉野 雅昭
まだまだ未熟なので、おかしい点があるかもしれないので、反対意見歓迎ですし、間違いなどありましたらご指摘などのコメント宜しくお願いします。
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