2012年ファジアーノ岡山選手評価11~24

今季の選手評価です。

A:今季のチームの核として活躍した。
B:今季のチームの主力として活躍した。

C:今季のチームの戦力として活躍した。
D:今季のチームの切り札として活躍した。
E:今季のチームのバックアップとして活躍した。


今回は、11桑田 慎一郎、13石原 崇兆、14仙石 廉、17服部 公太、18竹田 忠嗣、19中野 裕太、20川又 堅碁、21真子 秀徳、22篠原
弘次郎。

 

11桑田
慎一郎:ST:D

フリーランの質は、素晴らしく居て欲しい所に居た。
球離れも良く、持ち過ぎないのは、評価すべき点。
パススピードも早くて正確で、前を向けば良い所にパスを出してくれた。
ただ、怪我の影響もあり、スピードが無く、裏へ抜け出しそうでもフリーになれなかった。
ドリブル突破の成功率もかなり低かった。
そのためシュートが、極端に少なかった。
また、岡山のサッカーが、攻撃にあまり人数をかけない時間が、多かったという事もあり、単独突破する能力に乏しい11桑田は、あまり仕事できなかった。
それでも怪我人多い中、出番が回って来ていたが、結果を残す事が、出来なかった。
起用方やチーム戦術によっては、輝くだろうが、怪我が多く、なかなか本調子は、程遠く来季も残れるだけの結果を残せなかった。
センスがある選手だが、岡山にサッカーに合わなかった事で、契約が、残っていなければ今季いっぱいの可能性は、極めて高そうだ。

13石原
崇兆:ST(WB):C

圧倒的なスピードが売りの岡山のスピードスター。
そのスピードを武器にWB時には、サイドを切り裂いた。
素人目にもその突破力の高さは、一際目を引いた。
ただ、クロス精度やシュート精度に課題があり、チャンスの割には、アシストやゴールという結果の残せなかった。
本人の目標である5得点には、3点足りず悔しいシーズンとなった。
来季は、シュートやクロスをどれだけ落ち着いて出来るかが、課題となって来る。
幸い思い切りの良さはあるので、ミスを恐れずチャレンジして欲しい。
精度がついてくれれば大量ゴール、大量アシストも可能なポテンシャルを秘めており、まだまだ若く、これからが楽しみな選手。

14仙石
廉:DH:A

開幕時から怪我無く、チームの中心として活躍してくれたファジの誇るゲームメーカー。
その視野の広さは、本物で、パス成功率は、高かった。
しかし、今季そのパスをカットされて失点に繋がり、試合後に涙を流すという悔しい思いをした。
しばらくは、尾を引いていたが、徐々に調子を取り戻し、終盤の頃には、完全に自分のプレイを取り戻していた。
そして、再び積極的に前に飛び出す様になり、攻撃に厚みを持たせる様になった。
そういったプレイの成果か今季は、3ゴール決めており、成長を見せた。
守備の方でも、球際に激しく行く事ができた。
そのタックルで、ピンチの芽を何度も摘み堅守を支える要因となった。
ただ、セットプレイキッカーを任されていたが、精度や球足が、イマイチで、思う様な結果を残せなかった。
これは、彼に責任がある訳ではなく、チーム作りの上での問題であり、彼に非は無い。
また、8千明との関係は、公私共に良好で、彼とは、雑誌のインタビューで、誤解の受ける様な言葉が、彼から飛び出す等、密接な関係にある。
この関係を来季も壊されない様に14仙石には、頑張って貰いたい。

17服部
公太:WB:C

広島で、「鉄人」と呼ばれた頼れるベテラン。
しかし、期待されていた程試合に出場出来ず、なかなかアシストやゴールという結果を残せなかった。
それでも、その左足は、錆びる事無く、高精度のクロスを配給し続けた。
また、その存在が、25田所の成長を促した。
奥さんに寝る事も仕事といわれ仕事に専念してきた鉄人。
その積み重ねた物は、確かで、引退試合には、多くの広島のサポーターが、会場に足を運んだ。
天皇杯では、自身初の退場を経験し、これが、引退を決意に至る要因の一つなったかもしれない。
岡山では、フェアプレー精神やプロとしての心構えを岡山にもたらしたであろう事は、確か。
そういった意味では、非常に感謝している。
有難う。
そして、お疲れ様でした。

18竹田
忠嗣:CB(DH):B

CBの真ん中で、プレイする事で、今季開花した選手かつ頼れる選手会長。
持ち味のクレバーなプレイで、広範囲をカバーし、パスカットで、相手の攻撃を潰した。
元々DHの選手だけあって、視野もある程度あり、ビルトアップで、貢献した。
また、稀にオーバーラップから攻撃参加をみせるシーンもあった。
得点力不足を解消するためにもそういったシーンを来季は、増やして欲しい。
CBは、ある程度余裕を持ってプレイ出来るので、ミスも減った。
守備に、関しては、持ち味を存分に発揮しているので、後は、攻撃面で、どれだけみせれるか。
特にフィード精度が良くなれば大きい。
いつまでも今のポジションも確約されないだろうから。
しかし、チーム最古参。
それだけ来季は、キャプテンに個人的になって欲しい。

19中野
裕太:ST(CF):D

開幕前成長した姿を見せ、期待されていたが、結局1ゴールに終わり、ネクストに降格した。
パスセンスには、成長を感じたが、上背の高さを活かしたポストプレイが、出来ず苦労していた。
来季トップで、プレイするには、得点力、ポストプレイを磨きをかけ、一人でも仕事が、出来る強引さが必要。
環境が整いチームとしての評価も上がって、良い選手が集まって来ているので、危機感を持って頑張って欲しい。

20川又
堅碁:CF(ST):A

岡山史上初の二桁得点だけではなく、日本人最多タイの18得点という堂々たる結果を残した生粋のストライカー。
開幕前のキャンプでは、自分のプレイに迷いがあったが、開幕前に怪我した間に迷いが、吹っ切れて良い状態で、自身の開幕を迎えられた。
自身の岡山デビュー戦では、懐の深くポストプレーの上手い選手だと感じた事を記憶している。
我武者羅にジャンプして競り合うのではなく、体を入れて胸で、トラップする。
元徳島であり現G大阪の佐藤もそういったプレイが出来る。
ただ、足下に入ったポストプレーは、下手で、ある程度は出来るが、強弱や連携が合わなかったり等と通らない事も何度かあった。
何と言っても彼の良さは、決定力。
ゴール前での落ち着きは、素晴らしい物がある。
今までの岡山選手ならば、力んだり、精度を欠いて外す事もあったが、しっかり枠に飛ばせていた。
簡単な様で、難しいからこそ素晴らしい。
他の選手も彼を見習って欲しい。
また、ドリブル成功率こそ高くないが、当たりへの強さであったり、完璧なタイミングでの裏への飛び出しで、裏へ抜け出す事も多かったのも得点が多かった理由。
さらに嗅覚もあり、ボールの毀れて来るところにしっかりポジショニング出来ていた。
その辺り、ストライカーらしいFWで、岡山の1トップに上手くフィットした。
J1でも十分通用する可能性を秘めたFWだけに来季の去就が、注目される。

21真子
秀徳:GK:E

天皇杯の出場のみと言う悔しいシーズンとなった。
元々人気のある選手だけに多くのサポーターは、再び21真子が、レギュラーに戻って来る事を願っている。
また、今季唯一の出場となった天皇杯後の勝利では、非常に満足した表情が、印象に残っている。
そのコーチング、ポジショニング、フィード精度に定評がある21真子がベンチ居るだけに安心感が全然違うので、来季も居て欲しい。
来季もチームに残るのなら厳しいが、1中林とのレギュラー争いに勝てる様に頑張って欲しい。

22篠原
弘次郎:CB(WB):D

今季監督の信頼を得て、スタメンで、何試合か、スタメンで、出れる様になった。
その右足の精度は高く、何度か素晴らしいフィードを通す事が、出来ていた。
ただ、それに頼り過ぎる部分も多く、何度か相手チームにボールを渡す事も多かった。
もう少し、パスを回して組み立てたりする事も重要。
また、上背が無いので、もっと激しい守備も必要。
背が高い選手が居れば、そこを突かれる可能性もあるし、ライバルの3後藤、4近藤、5植田の上背を考えるとそこを補うプレイを見せなくてはならない。
そういった良さを自分で、築けるかが、今後の課題。
もしくは、18竹田の様に真ん中で、プレイするかだが、そちらは、厳しそう。
来季以降も厳しい戦いが、待っているだろうけど、ネクストで、這い上がって来た選手だけにこれからも頑張って欲しい。

岡山から世界へ

To Be Continued

by 杉野 雅昭


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