2015年ファジアーノ岡山NEXT総括その1
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杉野雅昭
2015年12月31日 17:38 visibility72
1、内容
2:攻撃編
3:守備編
4:総括編
5:2015年ベストイレブン
6:2015年までのベストイレブン
2:攻撃編
3:守備編
4:総括編
5:2015年ベストイレブン
6:2015年までのベストイレブン
2、総括(攻撃編)
15小林 秀征のスピード頼みの速攻スタイルが、最終的にチームの攻撃スタイルと言えた。
流石に正確なパスを通す事は難しいが、JFLというカテゴリー故にそういった精度の悪ければ通らないという守備組織のあるチームは少なく、アバウトなボールでも好機になる事は少なくなかった。
限られた戦力の中で、15小林 秀征を目がけて、どんどんパスを配給して行くというスタイルを確立した。
このスタイルは、夏場に非常に効果的で好成績に繋がった。
加えて、前線の3人と中盤より後ろの選手には距離があって、間延びしていた。
前線の3人だけで攻めるという明確なメッセージと、隙があれば後方から攻撃参加して、厚みのある攻撃とペース配分の両方を兼ねた攻撃という狙いを秘めたサッカーは、チームに良いバランスを齎した。
28幡野 貴紀と16藤岡 浩介のスタミナ不足を他の選手を含めたポジションチェンジで補う事で、90分間持たせる工夫も凝らした。
また、サイドにゲームメーカーである14千布 一輝を起用する事で、攻撃に連動性を生み出し、相手の守備を崩すのに効果的だった。
CBにも技術のある選手を並べる事で、ビルトアップ能力も非常に高かった。
相手選手のプレスをいなして、しっかりと最短で前線へ付けての速攻で、旋風を起こした。
しかし対策が進み、リトリートしてスペースを消された時に攻め手がなく、終盤の失速に繋がった。
来季は、シュート機会をより増やし、ゴールに迫る方法の模索する事になるだろう。
3、総括(守備編)
開幕当初は、非常に脆かった。
最大の理由は、GKの実力不足である。
高卒ルーキー二人が務める事になったが、アマチュアの大人、チームによってはプロというカテゴリーが数段上の選手のシュートを打たれた事で、慣れてくるまでは簡単に決まるという状態だった。
どんなに良いサッカーをしていても一本のシュートで簡単に失点してしまう。
これは、チームとしての粘り強さに欠ける事に繋がり、内容以上に点差が開くという試合が多かった。
試合の交互にGKを任される中で、二人は成長していったが、より成長した21木和田 匡が、GKに定着した。
彼らが安定して来た事で、チームの安定した戦いが出来る様になった。
また、夏場にリトリートした守備とリスクの少ない攻撃によりさらに守備が安定した。
しかし、対策が進み逆にカウンターを受ける様になると軽い守備が目立ち、空中戦にも弱さを見せる様になった、
その結果、失点を重ねる結果になり、負ける試合が多くなった。
序盤戦の様に大量失点こそなかなかしなかったが、守備をどれだけ安定させていくのか。
守り方の見直しから来季に向けた対策は、必要不可欠である。
加えて15小林 秀征を中心としたハイプレスの連動性を高める事と、後方の粘り強い守備により、失点を減らして行きたい。
4、総括編
ユースのメンバーの割合が増えた事で、実力差が広がった。
今後は、ここを埋めて行くのが、ネクストの課題というよりは岡山の下部組織の課題である。
最低でもネクストで活躍したファジアーノ岡山に縁のある選手を他のJ3チームを含めた様々なチームで活躍する選手を増やして行く事である。
今季に関して言えば、シーズン途中に9飯田 涼がJ3チームへ期限付き移籍し、契約満了になった5宮田 直樹と7呉 大陸(ゴ・ダイム)には、新天地が見つかった。
病気や怪我の影響でネクストに居た選手は別にして、トップチームに昇格して活躍した選手は、39篠原 弘次郎のみである。
これは、現状物足りないが、下部組織の歴史を考えれば、これからである。
目指すべきは、広島の様に下部組織の選手が、主力として活躍するクラブ。
現状ネクストは、心が折れそうなチーム環境であるが、その中でも足が攣るまで走る選手。
点差が開いて、メンタル的ダメージが蓄積し、失点を重ねる事もあったが、最後まで全力を尽くす。
こういったサッカーへの情熱と勝利へ執着心という雑草魂は、今後も失っていくわけにはいかない。
来季からセレクションも実施され、よりハイレベルな競争の中で、戦って行くことになる。
その中からトップチームに多くの選手を輩出できるセカンドチームを目指していきたい。
15小林 秀征のスピード頼みの速攻スタイルが、最終的にチームの攻撃スタイルと言えた。
流石に正確なパスを通す事は難しいが、JFLというカテゴリー故にそういった精度の悪ければ通らないという守備組織のあるチームは少なく、アバウトなボールでも好機になる事は少なくなかった。
限られた戦力の中で、15小林 秀征を目がけて、どんどんパスを配給して行くというスタイルを確立した。
このスタイルは、夏場に非常に効果的で好成績に繋がった。
加えて、前線の3人と中盤より後ろの選手には距離があって、間延びしていた。
前線の3人だけで攻めるという明確なメッセージと、隙があれば後方から攻撃参加して、厚みのある攻撃とペース配分の両方を兼ねた攻撃という狙いを秘めたサッカーは、チームに良いバランスを齎した。
28幡野 貴紀と16藤岡 浩介のスタミナ不足を他の選手を含めたポジションチェンジで補う事で、90分間持たせる工夫も凝らした。
また、サイドにゲームメーカーである14千布 一輝を起用する事で、攻撃に連動性を生み出し、相手の守備を崩すのに効果的だった。
CBにも技術のある選手を並べる事で、ビルトアップ能力も非常に高かった。
相手選手のプレスをいなして、しっかりと最短で前線へ付けての速攻で、旋風を起こした。
しかし対策が進み、リトリートしてスペースを消された時に攻め手がなく、終盤の失速に繋がった。
来季は、シュート機会をより増やし、ゴールに迫る方法の模索する事になるだろう。
3、総括(守備編)
開幕当初は、非常に脆かった。
最大の理由は、GKの実力不足である。
高卒ルーキー二人が務める事になったが、アマチュアの大人、チームによってはプロというカテゴリーが数段上の選手のシュートを打たれた事で、慣れてくるまでは簡単に決まるという状態だった。
どんなに良いサッカーをしていても一本のシュートで簡単に失点してしまう。
これは、チームとしての粘り強さに欠ける事に繋がり、内容以上に点差が開くという試合が多かった。
試合の交互にGKを任される中で、二人は成長していったが、より成長した21木和田 匡が、GKに定着した。
彼らが安定して来た事で、チームの安定した戦いが出来る様になった。
また、夏場にリトリートした守備とリスクの少ない攻撃によりさらに守備が安定した。
しかし、対策が進み逆にカウンターを受ける様になると軽い守備が目立ち、空中戦にも弱さを見せる様になった、
その結果、失点を重ねる結果になり、負ける試合が多くなった。
序盤戦の様に大量失点こそなかなかしなかったが、守備をどれだけ安定させていくのか。
守り方の見直しから来季に向けた対策は、必要不可欠である。
加えて15小林 秀征を中心としたハイプレスの連動性を高める事と、後方の粘り強い守備により、失点を減らして行きたい。
4、総括編
ユースのメンバーの割合が増えた事で、実力差が広がった。
今後は、ここを埋めて行くのが、ネクストの課題というよりは岡山の下部組織の課題である。
最低でもネクストで活躍したファジアーノ岡山に縁のある選手を他のJ3チームを含めた様々なチームで活躍する選手を増やして行く事である。
今季に関して言えば、シーズン途中に9飯田 涼がJ3チームへ期限付き移籍し、契約満了になった5宮田 直樹と7呉 大陸(ゴ・ダイム)には、新天地が見つかった。
病気や怪我の影響でネクストに居た選手は別にして、トップチームに昇格して活躍した選手は、39篠原 弘次郎のみである。
これは、現状物足りないが、下部組織の歴史を考えれば、これからである。
目指すべきは、広島の様に下部組織の選手が、主力として活躍するクラブ。
現状ネクストは、心が折れそうなチーム環境であるが、その中でも足が攣るまで走る選手。
点差が開いて、メンタル的ダメージが蓄積し、失点を重ねる事もあったが、最後まで全力を尽くす。
こういったサッカーへの情熱と勝利へ執着心という雑草魂は、今後も失っていくわけにはいかない。
来季からセレクションも実施され、よりハイレベルな競争の中で、戦って行くことになる。
その中からトップチームに多くの選手を輩出できるセカンドチームを目指していきたい。
その2に続く。
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