2015年ファジアーノ岡山総括(監督編)

1、評価基準

結果評価基準

A:昨季よりとても良かった。 
B:昨季より良かった。 
C:昨季並。 
D:昨季より悪かった。 
E:昨季よりかなり悪かった。

内容評価基準

A:監督として選手の力を最大限引き出した。 
B:監督として選手の力を引き出した。 
C:監督として選手の力を引き出せなかったが、選手の実力を発揮させた。 
D:監督として選手の力を引き出せなかった。 
E:監督として選手の持ち味を消してしまった。

2、結果評価

結果評価:C→C

順位:8位→11位:D
得点:52得点→40得点:D
失点:48失点→35失点:A
得失点差:+4→+5:C

結果から見ると得点の少なさがチームの成績不振に繋がったと言えるが、就任一年目かつ監督しての本格的な指揮が初めてという事を考えれば、評価できる。
失点に関しては、13失点少なくするという大幅減の35失点というのは、大いに評価できる。
また、DFリーダーの35岩政 大樹やサイドのスペシャリスト21加地 亮の存在は大きい。
精神史的な支柱成り得るメンタルと、高い守備力をお持った実力を兼ね備えた選手の存在は大きいとは言え、その選手を最大限活かす守備へのアプローチというのは、素晴らしかった。
就任二年目となる来季は、GMと監督との連携によるチーム作りと選手と監督の信頼関係を考えれば、来季の数値的な結果、特に攻撃面の改善には期待したい。

3、内容評価

内容評価:B→D

今季のサッカー:B→C
選手起用:A→D
選手交代:C→D

しっかりスペースを消すという守備組織構築は、35岩政 大樹を中心に据える事で成功し、堅守を誇った。
一方で、得点力アップを模索する段階で、守備が崩壊する時期もあり、そこから立て直すまで時間がかかった。
しかし、24矢島 慎也のボランチ起用と最終盤に見せた2トップという試みは、面白かった。
残念ながら偏りのあった選手起用は、既存戦力を活かしたとは言えず、育成及び結果を残すという長い目で見た起用に課題を残した。
そして、交代采配も消極的で、守備的過ぎて、カウンターの形を作れず、同点に追いつかれる事も多かった。
1点のリードを守りつつ、如何に追加点を奪うか、この部分が改善出来れば、PO圏内も夢では無い。

4、総合評価

総合評価:C→C

日本で守備的なサッカーをするという難しさを痛感した一年だった。
しかし、広島とG大阪という2チームが守備組織を整備した事で、好成績を残している。
確かに魅力という面では、攻撃的なサッカー程はありません。
それでも現実的に結果を出しているチームは、守備がしっかりしているという事実。
長澤 徹監督は、21加地 亮と35岩政 大樹という守備のスペシャリストがの存在に恵まれた事もあったが、リーグ3位の堅守を誇った。
毎年岡山は、終盤に守備が崩壊する事が多かったが、逆に堅守を維持した。
終盤には、得点もある程度取れた事、ここまでのストーブリーグの推移を見ても来季は戦力が整ったと言えるので、そういった選手を活かす采配で、昇格目指して頑張って欲しい。
逆を言えば、来季は、言い訳の許されない勝負の一年であり、今季の悔しさを糧にして、結果を残さなければならない。

岡山から世界へ 
To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

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