2016:U-19代表:AFC U-19選手権バーレーン:グループリーグ2節:中立:vsイラン「初戦より復調もグループリーグ突破は持越し」その2

2、戦評

数値評

良:A~E:悪

攻撃評価:D
守備評価:C
采配評価:C
総合評価:C

文章評

この試合でも試合勘が鈍っているのか日本イレブンのミスが、目立った。
挑戦してのミスなら良いのだが、プレッシャーの弱い所での集中力を欠く、プレーが目立った。
加えて、判断の遅さというのも目立ちパス回しのスピードも遅い。
当然ボールを前に運ぶ段階で、人が戻り、スペースを突くことができない。
その結果、後ろで回すだけでイランの引いたDFを崩せなかった。
ただ、初戦よりは、連動性が高く、得点こそ奪えなかったが、内容は良かった。
クロスバーに助けられた部分もあるが、韓国でのU-20WC出場は、依然として厳しい。
しかし、クロスバーに2度助けられるなど、運もあるが、日本も逆にクロスバーに嫌われ、決定機に決めきれなかった。
それでも、事前準備の点では、イランの隙を冷静に分析し、そこを突く攻撃が出来ていた。
残念ながら情報戦に勝利しながら、そこを突ききれず、勝利出来なかった。
収穫は、11長沼 洋一のドリブルが面白かった点である。
15堂安 律のドリブルに比べて、状況を冷静に捉えたドリブルが出来ている。
ドリブルが成功したのちにどういった局面が開けるのかという所まで見えているので、ただ、ドリブルするだけではなく、バランスをとることが出来ており、数は少ないものの効果的であった。
今後、勝負所でのそういった仕掛けには期待したい。
更に3中山 雄太の安定感というのは素晴らしく、インターセプトとしてそのまま駆け上がったシーンは、圧巻であった。
相方の5冨安 健洋も頼りなる存在であり、3中山 雄太と5冨安 健洋の二人のCBで双璧をなしている。
守備は安定しており、後は、チームとしてどうやって得点するかである。
攻撃が最大の防御という通り、シュートで如何に終えることが出来れば、もっと守備は安定する。
まずは、攻撃の形を作る所からではあるが、試合を重ねていく中で、成長していって欲しい。
最後に勝ち点1という結果ではあったが、次のは引き分けでも突破できるので、初戦と比べて、大分良くなったことを考えると、グループリーグ突破も十分あり得るが、欲を言えば1位突破を目指して有利な状況に持っていきたい。

試合評

MOM:3中山 雄太(日本)
MIP:15堂安 律(日本)
満足度:3点(10点満点)

日本から世界へ
To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

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