2015年ファジアーノ岡山総括(監督編)

1、評価基準

結果評価基準

A:昨季よりとても良かった。 
B:昨季より良かった。 
C:昨季並。 
D:昨季より悪かった。 
E:昨季よりかなり悪かった。

内容評価基準

A:監督として選手の力を最大限引き出した。 
B:監督として選手の力を引き出した。 
C:監督として選手の力を引き出せなかったが、選手の実力を発揮させた。 
D:監督として選手の力を引き出せなかった。 
E:監督として選手の持ち味を消してしまった。

2、結果評価

結果評価:C→B

順位:11位→6位:D→B
得点:40得点→58得点:D→B
失点:35失点→44失点:C→D
得失点差:+5→+14:C→A

順位に関しては、過去最高の順位で、Aの疑いの余地は本来ないが、昇格という最大の目標を達成できなかったという事で、順位評価及び結果評価はBとさせて頂いた。
攻撃に関しては、大幅増ではあるものの2季前のシーズンも50得点に到達していた事を考えると60に到達しなかったという事で、厳しめのB評価とさせて頂いた。
失点に関しては、大崩の試合が無かったものの意外にも大幅増となってしまい勝ちきれない試合に繋がった事を考えると辛い評価となる。
しかし、得失点差は、過去最高の+14という事で、唯一のA評価とさせて頂いた。
数値上から見て、過去最高の結果である事は間違いなく、監督に対する「結果」での評価は、B評価が妥当である。

3、内容評価

内容評価:D→B

今季のサッカー:C→B
選手起用:D→C
選手交代:D→C

継続性の下、昨季のサッカーの新戦力を組み込み、セットプレーでの得点増に加えて、前線の24赤嶺 真吾という攻撃の起点を作って、遅攻をも可能とした。
堅守速攻と堅守遅攻という新方針の下、チームを率いて生きたが、速攻が迫力不足でこの部分をどう突き詰めていくかという必要性は高く、、カウンターでの得点増やす工夫が欲しかった。
しかし、チームとしてのオプションとして、3-4-1-2を新たに導入し、状況において使い分けており、チームとしての戦い方を少し広める事が出来た。
一方で、固定された選手起用及び選手交代が多く、全体を通した戦術性の幅に関しては物足りなかった。

4、総合評価

総合評価:C→B

監督としてはチーム史上最高の結果を残せた。
これは良い点だったが、これに関しては、内面を見た時に問題視すべき点は何点かある。
監督の采配であったり、選手起用でもう少し他の選手を試したり、戦術的な柔軟性が欲しかった。
それでも、天皇杯であったり、過密日程の時には、出場機会の少ない選手を積極的に起用したり、最低限の起用は見せていた。
一方で、そういった事が無い時期には、怪我どかが無ければ固定したり、新たな事に挑戦するという事が少なく、上位を打ち破る力強さは、最後まで持てなかった。
苦手とした下位との試合では、取りこぼしは前年より減っており、ある程度勝てた。
一番の問題点は、松本以外の上位陣に勝てなかったという事であり、チームとしての力強さに欠ける部分は否定できない。
そういったチームを率いる監督である長澤 徹監督の責任も少なからずあるだろう。
監督として来季この辺りをどう改善し次に繋げるかが課題。

岡山から世界へ 
To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

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