2017:J2:4節:H:vs京都サンガF.C.「前進!上昇!エース復帰で今季初勝利!」その2

A:京都

監督

布部 陽功:3.0

スタメン

16李 勇載(イ・ヨンジェ):3.0
22小屋松 知哉:2.5、19大野 耀平:3.0
6本多 勇喜:3.0、5吉野 恭平:2.5、18望月 嶺臣:2.0、30石櫃 洋祐:3.0
15染谷 悠太:3.0、17牟田 雄祐:3.0、3高橋 祐治:3.0
1菅野 孝憲:2.5

リザーブ

GK:21清水 圭介
DF:2湯澤 聖人、4田中マルクス 闘莉王、24内田 恭平
MF:仙頭 啓矢
FW:13岩崎 悠人、31大黒 将志

途中交代

19大野 耀平→16岩崎 悠人:2.5
15染谷 悠太→4田中マルクス 闘莉王:3.0
16李 勇載→31大黒 将志:3.0

2、得点分析

A:京都:0-1:18望月 嶺臣

経過

スローイン(京都)→16李 勇載(DFを背負う所から仕掛ける)→14喜山 康平(対応し最後タックルで足を伸ばすも届かず)→16李 勇載(振り切りクロスを入れる)→22小谷松 知哉(ゴール前に飛び込む)→39篠原 弘次郎(辛うじて頭でクリアするも不十分)→18望月 嶺臣(ペナルティエリア内でこぼれ球に反応し、ダイレクトシュート)→22一森 純(飛びつくも届かず)→ゴール

分析

 クロスに対するチームとしての対応力の弱さが表れたシーン。ギリギリのプレーとはいえ、クリアが弱くペナルティエリア外にクリアできなかった。中でのポジショニングや力強く跳ね返すヘッドの力。こういった厳しい状況で良いクリアが出来るかというのは、1つのポイント。
 もう1つはクロスを入れさせない守備。クロスに弱くもブロックできれば、問題ない。背後からの守備という状況からそのまま仕掛けられてクロスまで行かれてしまった。14喜山 康平の対応であったが、懸命に足を伸ばしていたが、スピードという部分で、あと一歩届かなかった。
 また、やはりフリーの選手を作ってしまったという事も反省点で、コースを消したかった。しかし、ゴール前に選手が集中し、人数が居ただけに悔やまれる失点と言える。

H:岡山:1-1:24赤嶺 真吾(10大竹 洋平)

経過

岡山(ビルトアップから崩しにかかる所でカットされる)→京都(何度かクリアするもそこから攻撃になかなか移れない)→ボール(目まぐるしく変わるも最終的に岡山ボールで落ち着く)→7伊藤 大介(フリーで持てたので、落ち着いて隙のあるところへパスを出す)→11三村 真(仕掛けて出したシュート性の前へボールがDFに当たる)→10大竹 洋平(こぼれ球をダイレクトで浮き球のスルーパス)→24赤嶺 真吾(オフサイドラインぎりぎりの所で受ける)→1菅野 孝憲(前へ出てコースを消そうとする)→24赤嶺 真吾(しっかりコースを見極めて足元に流し込むシュート)→1菅野 孝憲(足を倒して防ごうとするも抜けていく)→ゴール

分析

 まず、24赤嶺 真吾が、よく我慢出来てライン内に留まったという点は、大きい。ギリギリの所ではありましたが、オフサイドにならないように的確なポジショニングが出来ていました。経験によって培われた冷静なファインプレーであったと思います。
 そして、10大竹 洋平のラストパスも絶妙で、時間が止まるような素晴らしいパスでした。しかし、こういったパスは、何度かありましたが、奇麗になかなか通らず、ゴールに繋がりませんでした。ようやくといった感じで、連携が良くなれば増えるシーンであると思います。24赤嶺 真吾が、スタメンで出場出来るようになれば、増やしたい形ですね。

H:岡山;2-1:24赤嶺 真吾(PK)

経過

24赤嶺 真吾(ポストプレー)→11三村 真(少し仕掛ける)→21加地 亮(サイドを全速力で駆け上がる)→11三村 真(走りこんだスペースへパス)→21加地 亮(そこに走りこんで受ける)→17朴 亨鎮(ゴール前へ走りこむ)→21加地 亮(その動きを察知しそこへクロスを入れる)→17朴 亨鎮(落下点に入りヘッドを狙う)→30石櫃 洋祐(押してしまう)→PK(岡山:24赤嶺 真吾)→1菅野 孝憲(右に飛ぶ)→24赤嶺 真吾(落ち着いて逆に蹴る)→ゴール

分析

 このPKを獲得するまでの経過は、岡山らしさが出たシーンであると思います。それは、両WBの走力が目立った得点経過であるからです。まず、この時間帯がアディショナルタイムであるという事です。ドリブルを仕掛ける11三村 真の横を全速力でベテランの21加地 亮が、駆け上がっていく。そして、正確なクロスを入れる訳ですから信じられないですね。21加地 亮のペース配分の巧さと、メンタリティの強さが、光ったシーンと言えると思います。
 そして、17朴 亨鎮も凄いです。21加地 亮のクロスの先にいたのは、同じくフル出場の17朴 亨鎮ですからね。結果的に押されてPKを獲得した訳ですから、サボってそこへ走りこんで居なかったらPKは、獲得できなかった。そして、PKでのゴールは、生まれませんでした。
 このシーンを考えても岡山の両サイドの重要性や難しさを感じる得点シーンであったと思います。PKをしっかり決めた24赤嶺 真吾にスポットが当たっていますが、両WBの素晴らしいプレーによるPKの獲得であったと言えるでしょう。

その3に続く。

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