2014:J2:29節:A:vsカマタマーレ讃岐「格上の戦い」その3

4、この試合から見えるポイント

4-1:本当の意味で格上になるには

こういった守りを固めて来るチームに対して、どれだけ崩して得点できるか。
もしくは、カウンターをどうやって防ぐか。
この辺りは、チームを強くしていく中で、抱える課題。
北九州戦と讃岐戦。
最近の2試合のこの敗戦も攻撃のデータ的には、岡山の方が良いサッカー(パスやドリブルといった攻撃の観点から)をしていた。
それなのに負ける。
やはりそれは、数年前の岡山がしていたサッカーで、上位に勝てた理由(守備を固めてカウンター)と一緒だろう。
正直な所格上に対して、速攻スタイルの熟練度もまし、キレのあるカウンターを仕掛けれる様になった。
自分たちのサッカーをしてくれるチームに対しては、ゴールをこじ開けないといけない。
その中での14押谷 祐樹の得点の流れ。
狭い所を細かいスピード感のあるパス回しで、守備網を混乱させ、最後は、個人技で、無理やりシュートをコースを作っての得点。
この形で、得点出来た事は大きい。
守備を固められてもそういった得点が出来る。
これは、負けはしたものの今後に繋がる得点の形だし、継続して、こういった形を増やし、苦手としている下位チームにしっかり勝ち切るサッカー。
それが、プレーオフから自動昇格に繋がる鍵となる。
その辺り今後に注目していきたい。

4-2:8石原 崇兆と14押谷 祐樹、32片山 瑛一のシュートまでの対比

この試合の序盤に8石原 崇兆の惜しいシュートシーンがあった。
ペナルティエリア内で、フリーで、受けてシュートを放つもシュートコースが無く、正面に蹴りキャッチされたシーン。
シュートコースを作り出せる14押谷 祐樹だったら、シュートフェイントを入れて、工夫していたかもしれない。
32片山 瑛一なら正面でも弾き飛ばして得点したかもしれない。
そういったものは、8石原 崇兆にはない。
だから得点できない。
しかし、だからこそ失敗を恐れずシュートを打つ。
それが、8石原 崇兆のシュート上達へ向けて必要な事。
シュートを打てるチャンスを作り出す力は、岡山一と言える。
後は、本当に微妙な所。
微妙なシュートコースを狙ったり、しっかりシュートをミートしたり、キックモーションを早くする等改善すべき点は多い。
若いので、その辺りを磨いて欲しい。

4-3:Jリーグに置ける格上の差は軽微

ヨーロッパのマンUやバルサといったチームなどとの格上と日本のJリーグは、そんなに差が開いていない。
だかこそ混戦になるし、この試合の様に良く負ける。
ただ、負けて格上と表記したのは、そういった戦い方を讃岐がしていた事と、スカパーの解説で、紹介していた監督のコメントからそういった認識であることは、間違いない。
だからこそ悔しい敗戦だったし、まだまだ上位チームとして足りないものがあるという事である。
松本や湘南の様にしっかり勝ちきれるチームになれるかどうか。
それも今後の鍵を握る。

その4に続く。

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