2017:J2:19節:H:vsFC岐阜「あと一押しが届かず」
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杉野雅昭
2017年06月20日 00:44 visibility144
岡山vs岐阜:1-1
得点者:30豊川 雄太(27塚川 孝輝)、24難波 宏明
観客数:8,855人
1、チーム情報&評点
評価基準
良:1~5:悪
審判
主審:清水 修平:2.5
副審:竹田 和雄、桜井 大介:2.5
H:岡山
監督
長澤 徹:3.0
スタメン
30豊川 雄太:2.0
8石毛 秀樹:2.5、19片山 瑛一:2.5
17朴 亨鎮(パク・ヒョンジン):2.5、27塚川 孝輝:3.0、16関戸 健二:2.5、21加地 亮:2.5
14喜山 康平:2.5、39篠原 弘次郎:2.5、3久木田 紳吾:2.5
22一森 純:2.5
リザーブ
GK:13櫛引 政敏
DF:33張 碩元(チャン・ソグォン)、2澤口 雅彦
MF:10大竹 洋平
FW:11三村 真、20藤本 佳希、24赤嶺 真吾
途中交代
30豊川 雄太→24赤嶺 真吾:2.5
8石毛 秀樹→11三村 真:3.0
21加地 亮→20藤本 佳希:評価不可
A:岐阜
監督
大木 武:2.5
スタメン
11古橋 亨梧:2.5、6シシーニョ・ゴンサレス・マルティネス(シシーニョ):2.5、17大本 祐槻:3.0
23小野 悠斗:2.5、28永島 悠史:2.5
10庄司 悦大:2.5
16福村 貴幸:2.5、2阿部 正紀:2.5、15田森 大己:3.0、8ノザワ 英之:2.5
25ビクトル・イバニェス・パスクアル(ビクトル):2.0
リザーブ
GK:21高木 義成
DF:27ヘニキ・ルイス・ヂ・アンドラーデ(ヘニキ)
MF:7田中 パウロ淳一、14風間 宏矢、22山田 晃平
FW:18瀧谷 亮、24難波 宏明
途中交代
15田森 大己→27ヘニキ・ルイス・ヂ・アンドラーデ(ヘニキ):2.5
23小野 悠斗→24難波 宏明:2.0
17大本 祐槻→7田中 パウロ淳一:2.5
2、得点経過
H:岡山:1-0:30豊川 雄太(27塚川 孝輝)
19片山 瑛一のロングスローは、一度はクリアされるもラインを割る前に27塚川 孝輝が折り返して、30豊川 雄太がしっかり合わせて押し込むというゴールでした。
ここに来てチームに少しだけ高さが備わって来た事で、ロングスローが、1つの武器になりつつあります。こういった武器を多く、得点に繋げて、しっかり結果を残す。これは、上位進出に向けて必要な事であると思います。
A:岐阜:1-1:24難波 宏明
岐阜が中央で繋いで、ダイレクトでのパスを繋いできます。28永島 悠史から24難波 宏明、10庄司 悦大、16福村 貴幸と繋がります。巧く連動して、16福村 貴幸のヒールが不運にも岡山の選手が触るも毀れ球が24難波 宏明の前に行きこれを押し込まれて失点。
しっかり行くところには行っていたので、最後のアンラッキーみたいな部分もあり、仕方ないかという側面の強い失点かと思います。チームとして追加点を奪えていればという結果になりました。
3、戦評
数値評
評価基準
良:A~E:悪
H:岡山
攻撃評価:C
守備評価:C
采配評価:D
総合評価:C
A:岐阜
攻撃評価:C
守備評価:D
采配評価:B
総合評価:C
文章評
ホーム3連勝で迎えた相性の悪い岐阜との試合。岐阜は、ここ数試合勝利が無く、内容が良いが勝てないという試合が続いていました。逆に岡山は、4試合負けなしで、2連勝中という事で、調子が上向いてきたところでした。層が厚くなり、チーム力の向上を感じるここ数試合でしたが、この試合でもそういった内容でしたが、決定機を決めきれず、勝ちきれませんでした。
この試合でもパスを繋いでくる岐阜に対して、上手く戦う事が出来ていました。ロングパスを多用してくるチームに対しては、苦戦する傾向にある岡山はあります。この試合でも、パス主体と岐阜はしているので、シュート4本に抑えた通り、失点するまでは、最後の仕事をさせない様に粘り強く守れていました。語弊が無いように追記しておきますが、オフサイドになったノーゴールのシーンやセットプレーの完成度の高さ、失点したシーン。こういったシーンでは、岡山の守備は、完全に崩されており、失点していた可能性高いです。そして、パスを回す技術の高さは、岡山以上のものも感じました。昨季の山口にも少し似たものが感じましたが、個の技術で言えば、今季の岐阜の方が高い様に感じました。シュート4本というのが、不思議なぐらい攻められている印象を持ちました。
一方では、岡山は、再三裏へ抜け出して、上手くトラップ出来れば、上手くシュートまで良ければというシーンを再三作っていました。しかし、技術的な問題なのか、精神的な問題なのか、その好機を活かす事ができませんでした。ただ、チームとしては、パスを回してくる相手に一定の所で奪い、もしくは、攻守の切り替えで守備の隙を突く、ある程度構えた相手に対しても崩す。こういった事ができていたと思います。
そして、残念ながら守備の面では、終盤に失点するという悪癖は治らず、この試合でも失点し、同点を許しました。しかし、この失点に関しては、防げれる失点であったと思っています。
それは、監督の采配であったと思います。8石毛 秀樹に代えて、11三村 真を投入しましたが、これが、水曜日の天皇杯を考慮しての采配であれば、一定の理解を示せます。しかし、これが、単純に戦術的な投入であれば、失策と言えそうです。24赤嶺 真吾に収まったとしても受け手としても出し手としても癖のある11三村 真という事で、個での仕掛けは、増えても連動性に欠ける部分が強い選手です。流れが悪ければ、変化を作る事は、1つのポイントとなります。しかし、結果論になりますが、この試合では、その流れを変えずに戦えるような起用を取るべきではなかったでしょうか。ここまで、長澤 徹監督の采配でもそういった采配であったと思いますし、本来であれば、10大竹 洋平であったと思います。8石毛 秀樹が、下がった直後からチームの疲労もありましたが、チームとしてミスパスが連発し、流れを失いました。こういった勝負を分ける采配というのは、悪い時と良い時があり、この試合では、悪い方に働いてしまいました。
勿論、11三村 真のプレーは、悪くなかったです。スピードを活かした仕掛けや積極的なシュートという部分は、素晴らしかったです。しかし、勝利を目指す上で、最善であったかどうかという部分での今回指摘させて頂きました。
最後にチームとしては、岐阜に対して、1失点に抑えた守備と、しっかり崩してシュートまでの良い形を作れた事を考えると、今後に繋がる事は間違いないです。チームとしては、まだまだ未完成ではありますが、少しずつ戦えるチームとなってきています。1つでも順位を上げるために更に攻守共にブラッシュアップの必要性はあります。それができれば、もっと強い岡山を見る事ができでしょう。いや、そうなると信じています。
試合評
MOM:25ビクトル・イバニェス・パスクアル(岐阜)
MIP:30豊川 雄太(岡山)
満足度:5点(10点満点)
岡山から世界へ
To Be Continued
by 杉野 雅昭(masaaki sugino)
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