2017:J2:20節:A:vs松本山雅FC「相性の良さを活かし切れずドローに終わる」
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杉野雅昭
2017年06月25日 22:42 visibility166
松本vs岡山:1-1
得点者:4飯田 真輝(10工藤 浩平)、30豊川 雄太(17朴 亨鎮)
観客数:10,094人
1、チーム情報&評点
評価基準
良:1~5:悪
審判
主審:西村 雄一:2.5
副審:山村 将弘、日高 春樹:2.5
A:岡山
監督
長澤 徹:2.5
スタメン
24赤嶺 真吾:2.5
8石毛 秀樹:2.5、30豊川 雄太:2.0
17朴 亨鎮(パク・ヒョンジン):2.5、27塚川 孝輝:2.5、16関戸 健二:2.5、21加地 亮:2.5
14喜山 康平:2.5、39篠原 弘次郎:2.5、19片山 瑛一:2.5
22一森 純:2.0
リザーブ
GK:13櫛引 政敏
DF:33張 碩元(チャン・ソグォン)、3久木田 紳吾、2澤口 雅彦
MF:10大竹 洋平
FW:11三村 真、20藤本 佳希
途中交代
8石毛 秀樹→10大竹 洋平:2.5
17朴 亨鎮(パク・ヒョンジン)→2澤口 雅彦:評価不可
H:松本
監督
反町 康治:2.5
スタメン
9高崎 寛之:3.0
20石原 崇兆:2.5、10工藤 浩平:2.5
33安川 有:2.5、5岩間 雄大:2.5、15宮阪 政樹:2.0、3田中 隼磨:3.0
18當間 建文:2.5、4飯田 真輝:2.0、31橋内 優也:2.5
21鈴木 智幸:2.5
リザーブ
GK:16村山 智彦
DF:13後藤 圭太
MF:8セルジオ・リカルド・ドス・サントス・ジュニオール(セルジーニョ)、14パウロ・ロベルト・ゴンサガ(パウリーニョ)、23岡本 知剛
FW:11三島 康平、19山本 大貴
途中交代
9高崎 寛之→11三島 康平:3.0
10工藤 浩平→8パウロ・ロベルト・ゴンサガ(パウリーニョ):評価不可
15宮阪 政樹→19山本 大貴:評価不可
2、得点経過
H:松本:1-0:4飯田 真輝(10工藤 浩平)
サイドの攻防で、ラインを割ったかと思われましたが、コーナーフラッグに当たってボールが残ります。この時両チーム選手の足が止まり、一瞬の隙が出来ます。10工藤 浩平が上げたクロスに4飯田 真輝が、頭で合わせて変化をつけるイメージではあったと思いますが、そのボールが良い所でバウンドし、22一森 純も飛びつけず、ポストバーに当たって決まってしまいます。
不運とも言える失点ですが、その前の所で、セットプレーが武器である松本に対して、ファールを繰り返していました。こういった部分は、改善していかなければならないと思います。
チームとしては、集中した守備でファールを減らしていき、セットプレーを減らす事。高さに弱い岡山としては、こういった部分は、生命線となりますので、今季のシーズン通して課題になりそうです。
A:岡山:1-1:30豊川 雄太(17朴 亨鎮)
19片山 瑛一のロングスローを松本の選手がクリアするも不十分でした。この隙を見逃さず17朴 亨鎮(パク・ヒョンジン)が、頭で前へ落とすと、このボールに反応したGK21鈴木 智幸と30豊川 雄太の競争となりますが、先に30豊川 雄太が触り、気持ちでGK21鈴木 智幸の頭の上を超えて行き、ゴールイン。シュートをした30豊川 雄太もゴールへ突っ込みます。
ここに来て、ロングスローが貴重な得点源になりつつあります。全体的な平均身長が上がった事と、お互いの特徴を掴めてきたので、こういったセットプレーというのは、今後の武器になっていくと思います。
3、戦評
数値評
評価基準
良:A~5:悪
A:岡山
攻撃評価:C
守備評価:B
采配評価:C
総合評価:C
H:松本
攻撃評価:C
守備評価:B
采配評価:C
総合評価:C
文章評
因縁のある対戦チームである松本の本拠地に乗り込んだアウェー戦。松本と言えば、昨季のプレーオフ準決勝が、印象深いです。実際にここ数シーズンは、劇的な展開も多いカードでもあります。当時在籍していた荒田 智之や24赤嶺 真吾の決勝ゴールなど、逆の立場であれば、非常に悔しい展開の試合が多かった。松本にとっては、今節も先制するも30豊川 雄太のゴールで追いつかれてしまい、直後のPKも止められるという流れになり、より苦手意識を持ってしまいそうな試合となってしまった事でしょう。岡山としては、後半の猛攻時に逆転ゴールまで持っていきたかったですが、それは叶いませんでした。
なんと言っても今季初スタメンの24赤嶺 真吾の存在は、大きかったと思います。収まり切らなかったシーンも何度かありましたが、しっかり収まった時には、そこから攻撃に繋げて行くことが出来ていました。ポストプレーという部分で、30豊川 雄太のシュート数を見てもその効果は、絶大と言えそうです。
ただ、8石毛 秀樹との連携を深め、アシストやゴールに繋がる様に良い形で持たせる事、これができれば、もっともっと決定機を作れると思います。8石毛 秀樹、30豊川 雄太、24赤嶺 真吾の運動量が豊富で、その走力を活かせれば、持っている個の力は、より輝くと思います。
ラインが深く、中盤が間延びする現象に関して、再三解説者が指摘されていましたが、私も触れておきたいと思います。
まずは、ラインに関しては、深いと指摘されていましたが、実は近年より高くなっています。その効果もあり、オフサイドが多く取れる様になり、パスサッカーに対して、一定のボール奪取からのカウンターが少しずつ増えきているという効果を得ています。ただ、中盤が最終ラインに吸収される事が多く、セカンドボールを拾った選手の2次攻撃や後方から飛び出してくる選手にやられてしまうケースが、多いのは、確かに改善すべき点かと思います。
また、前線に行き過ぎるという部分に関しては、24赤嶺 真吾というターゲットが出来た事に加えて、昨季まで得点力不足という部分が課題であった事もあり、前線で攻める時間帯を長くするという1つの狙いがあったと思います。ただ、一長一短の部分があるので、対戦相手や試合の流れに応じてしっかりバランスをとる事を取り組んで行きたい部分ではあると思います。
そして、続けて欲しい部分があるとすれば、ラインを高くする事です。今季に入ってこの部分で、スリリングな展開が多く、攻守の入れ替わりも速く見ていて面白く感じています。実際に勝てない時期も内容が良い試合も多く、ポジティブに感じていました。今後は、それを結果に繋げていく事が肝要かと思います。
最後に、ここに来てチームにフィットしてきた選手も多く、内容は向上してきています。チームとしてのまとまりを感じて来た事で、負けなしという結果も出ており、前半戦最終戦をホームで、好調の水戸と出来るという意味。やはり、後半戦に向けて、勢いを持っていけるどうか占う意味でも、勝って行かなければなりません。非常に難しい試合になると思いますが、好調のホームでしっかり勝利を目指して、戦いきって欲しいです。
試合評
MOM:30豊川 雄太(岡山)
MIP:22一森 純(岡山)
満足度:6点(10点満点)
岡山から世界へ
To Be Continued
by 杉野 雅昭(masaaki sugino)
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