2017:A代表:東アジアE-1選手権:第2戦:H:vs中国「大胆な選手入れ替えで競争を生み出す快勝」
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杉野雅昭
2017年12月16日 00:38 visibility222
日本vs中国:2-1
得点者:11小林 悠(9川又 堅碁)、3昌子 源、22ユー・ダバオ(PK)
1、チーム情報&評点
評価基準
良:1~5:悪
審判
主審:ムハンマド・タキ:2.5
副審:ルスラン・セラジディノフ、ユースフ・アレフ・アルシャマリ:2.5
第4審:バレンティン・コバレンコ
H:日本
監督
ヴァヒド・ハリルホジッチ:2.5
スタメン
11小林 悠:2.0
13土居 聖真:2.5、7倉田 秋:2.5、14伊東 純也:2.0
17今野 泰幸:2.5、10大島 僚太:2.5
21山本 脩斗:3.0、3昌子 源:2.0、6三浦 弦太:2.5、22植田 直通:2.5
1東口 順昭:2.5
リザーブ
GK:12中村 航輔、23権田 修一
DF:4谷口 彰悟、5車屋 紳太郎、19初瀬 亮、20室屋 成
MF:2井手口 陽介、16三竿 健人、8高萩 洋次郎
FW:18阿部 浩之、15金崎 夢生、9川又 堅碁
途中交代
10大島 僚太→2井手口 陽介:2.5
14伊東 純也→9川又 堅碁:2.5
13土居 聖真→18阿部 浩之:2.5
A:中国
監督
マルチェロ・リッピ:2.5
スタメン
22ユー・ダバオ:3.0、9シャオ・ジー:3.0、20ウェイ・シーハオ:3.0
17リー・シュエポン:3.0、8ジャオ・ユーハオ:3.0、13ヘー・チャオ:3.0、14フー・フアン:3.0
16ジョン・ジョン:3.5、6コ・ジュンイ:3.5、2リュウ・イーミン:3.5
23ワン・ダーレイ:3.0
リザーブ
GK:1イエン・ジュンリン、12シー・シャオティアン
DF:3ヘー・グアン、4ファン・シャオドン、5リャオ・リーション、21デン・ハンウェン
MF:7ジャオ・シュリ、10イン・ホンボー、11ジャン・ウェンジャオ、15ウー・シー、19ジョン・ロン
FW:18ヤン・リーユー
途中交代
9シャオ・ジー→11ジャン・ウェンジャオ:2.5
6コ・ジュンイ→3ヘー・グアン:3.0
20ウェイ・シーハオ→18ヤン・リーユー:評価不可
2、得点経過
H:日本:1-0:11小林 悠(9川又 堅碁)
経過
17今野 泰幸の一本の裏へのパスと9川又 堅碁のポストプレーからシュートを打てそうで打てない流れが続きます。セカンドボールを拾っていく流れの中で、7倉田 秋が上手くキープして、縦へのパスを入れます。これを11小林 悠が、絶妙なヒールで、9川又 堅碁に繋ぐと、9川又 堅碁も狭い所を追い越していく11小林 悠へ、絶妙なスルーパスを通します。これが通り11小林 悠と、1イエン・ジュンリンとの1対1になります。一度目の11小林 悠のシュートは、1イエン・ジュンリンに防がれますが、こぼれ球が11小林 悠の所へ毀れたので、体を回転させながらのシュートをゴールへ流し込んで、日本が先制。
コメント
日本の個の力と連動性が生まれたゴールだと思います。7倉田 秋の冷静なボールキープとそこからの仕掛けるパス。11小林 悠の技術と判断の光った9川又 堅碁へのパス。9川又 堅碁も難しい体勢からのパスながら身体能力を活かして、しっかり出し切った。こういった個の力が光って、ゴールへイメージを共有出来た素晴らしいゴールでした。
H:日本:2-0:3昌子 源
経過
相手のクリアをセンターライン手前で、胸トラップすると少し進んで、センターサークル前からロングシュートを3昌子 源が放ちます。少し前に出ていた1イエン・ジュンリンが慌てて戻りますが、その上を越えていき、これが決まって、日本が追加点を決めます。
コメント
3昌子 源のスーパーゴールですね。ただただ凄いです。
A:中国:2-1:22ユー・ダバオ(PK)
経過
日本がビルトアップをしているところで、奪われてしまい18ヤン・リーユーへとパスが渡ります。そこから中央の22ユー・ダバオへと繋がれます。そこで、溜め作られて、22ユー・ダバオから11ジャン・ウェンジャオへととおります。そこから中に切り込まれて行く中で、21山本 脩斗が、手を使って倒してしまいPKを与えてしまいます。
そのPKを22ユー・ダバオが、右に蹴り、1東口 順昭が左へ飛んでしまい決められてしまい1点返されました。
コメント
ビルトアップの所で、そこまできついプレスではなかったので、繋いで欲しかった。こういった所で、しっかり繋がれて、無失点で終える事が出来なかった事は、残念です。
3、戦評
数値評
評価基準
良:A~E:悪
H:日本
攻撃評価:B
守備評価:C
采配評価:C
総合評価:C
A:中国
攻撃評価:D
守備評価:C
采配評価:C
総合評価:C
文章評
寸評
日本は、初戦を勝利したものの韓国が北朝鮮に勝ったために勝利しても優勝を決定する事は、出来ませんが、勝利することで、引き分け以上という条件で、最終のライバルの韓国との日韓戦に臨めるかどうかという試合。
中国も優勝するために勝利が、欲しかった試合。そういった意味では、高いモチベーションを持ってこの試合に入れていたと思います。
試合の方は、前半から日本が主導権を握って攻めていましたが、なかなか得点に繋げる事が出来ませんでした。逆に中国は、デュエルの部分で、徐々に持ち味を発揮し、徐々に強さを見せます。それでも日本は集中して守れていたので、無失点に抑えて、スコアレスで前半を折り返します。
後半に、日本が初戦から改善した連動した動きで、先制すると、終盤に3昌子 源のスーパーゴールで、追加点を奪います。そのまま逃げ切りたかった所ですが、アディショナルタイムの試合終了間際に一瞬の隙を突かれて、PKを与えてしまい決められてしまいますが、2点差だったので、そのまま逃げ切り試合終了。
中国評
ロングパスを主体にしつつも極端にロングパス一辺倒という訳ではない様です。身長の高さを含め、ボディコンタクトには、有利とまで持っていけなかったのは、誤算であったと思います。日本が、高さ対策で、両SBの守備力の高さの前に苦しんだ印象でした。
終了間際にこそPKで1点返せたもののなかなか日本の守備を崩すことが出来ず、守備から入ってくる日本を崩せなかったことで、今後に課題を残したと試合と言えると思います。
日本評
代表デビューの選手が多かったという状態でしたが、11小林 悠と3昌子 源の代表での初ゴールが生まれるなど、ここまで2試合で、ホームの利を巧く活かし、選手の持ち味を巧く発揮出来ている大会であると思います。
中でも22植田 直通は、右SBでの出場でしたが。右サイドでの連携の崩しやクロス精度、空中戦の強さ。こういった部分で新たな一面を見せつつ持ち味を巧く発揮出来ていたと思います。運動量の部分で、まだまだ未知数があるものの新たな可能性を見せた右SBでのプレーでぶりであったと思います。
6三浦 弦太は、判断の甘さや21山本 脩斗のPKを与えてしまった守備。この辺りは、痛いプレーであったと思います。
13土居 聖真も技術のあるところを出せていましたし、良いアピールが出来ていたと思います。
一方で、10大島 僚太は、良いプレーを見せていたと思いますが、残念ながら負傷交代となりました。交代後しばらくリズムが悪くなったことを考えても、大きな存在感を放っていただけにもっと見たかったです。
ここまで2連勝で、順調に戦えていますが、最後の試合で、今まで出番のなかった選手が出場するかという部分と、しっかり勝利して優勝できるかどうかという部分に注目したいです。
試合評
Man Of the Match(MOM):11小林 悠(日本)
Most Impressive Player(MIP):3昌子 源(日本)
満足度(10点満点):7点(★★★★☆)
日本から世界へ
To Be Continued
by 杉野 雅昭(Masaaki Sugino)
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