巨人の9-10月の個人的月間MVP(1軍と2軍)
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元大阪爺
2012年10月08日 19:21 visibility193
優勝してやや気が抜けた観がありますが,巨人の9-10月の個人的月間MVPです.
ポイントの付け方については,5月1日の日記をご覧ください.9-10月の1軍の試合は29試合.チーム成績:18勝8敗3分(貯金10)でした.
1軍ポイント上位者
・先発投手
ホールトンが6試合で6ポイント(3勝2敗,防御率1.58),内海が5試合に登板して3ポイント(3勝0敗,防御率2.97).杉内が4試合に登板して3ポイント(2勝2敗,防御率5.14).宮國も先発4試合とリリーフ1試合の5試合で4ポイント(2勝0敗,防御率:2.25),澤村は先発3試合とリリーフ1試合の4試合で2ポイント(1勝1敗,防御率4.35).
・リリーフ投手
西村が15試合で14ポイント(1敗1H10S,防御率0.61),高木京が12試合で12ポイント(6H1S,防御率0.00!),山口が11試合で9ポイント(1勝7H,防御率1.50),福田が14試合で13ポイント(3勝6H, 防御率0.00!),高木康が8試合で7ポイント(1H,防御率1.86).
首脳陣の配慮と高木京の台頭により,山口の登板数が少し減ったが,リリーフで2度失敗(失点)している.もちろんすばらしい成績だが,無失点に抑えてもランナーを出すケースが増えているように思う.球威より,コントロールが春先よりばらついている感じだ.
・野手・捕手
阿部が81ポイント(打率432,本塁打7,打点25,出塁率509),長野が66ポイント(打率309,本塁打1,打点10,出塁率406),坂本が61ポイント(打率336,本塁打2,打点16,出塁率355),藤村が50ポイント(打率258,本塁打0,打点4,出塁率308,盗塁5,犠打13),村田が38ポイント(打率224,本塁打3,打点11,出塁率260),大田が33ポイント(打率262,本塁打2,打点7,出塁率338).ちなみに高橋由は18ポイント(打率167,本塁打0,打点8,出塁率260)にすぎない.
9-10月の阿部の打撃が驚異的だったことがわかる.藤村や大田の活躍も見事だった.他方,高橋由は,村田以上に絶不調だったことがわかる.原監督が,優勝決定後,高橋由を2軍に落としたのは,若手を試すためというより,単に高橋の調子が落ちていたためかもしれない.CSに向けて,村田以上に高橋由の調子を心配すべきである.
*9月の1軍の個人的月間MVPは
先発投手:ホールトン
春先は悪かったが,ペナント終盤の9-10月で最も安定していた先発投手はホールトンだった.
リリーフ投手:西村
8月に引き続いて西村.福田・高木京の活躍も見事だった.
捕手・野手:阿部
続いて2軍です.2軍は9月で公式戦を終了しました.9月の2軍の公式戦は15試合で成績は6勝9敗(借金3)と苦しい成績でした.通算の成績も114試合53勝54敗7分で,優勝したロッテと15ゲーム差の4位でした.
ポイント上位者
・先発投手
岸が3試合で2ポイント,土田が2試合で1ポイント(土田はリリーフで5回投げて4ポイント)程度でした.ちなみに東野は2度先発しましたが,いずれも結果を出せませんでした.ポストシーズンで1軍に呼ばれることもないでしょう.彼は,1からやり直しです.
9月は上記の不成績が示すように,先発が試合を作れないケースが多かったです.
・リリーフ投手
古川が6試合で6ポイントを上げましたが,ご存じのように戦力外になりました.間違いなく他球団に獲得されることになると思います.考えてみれば,このまま(リリーフ左腕に山口と両高木のいる)巨人にいるより,1軍での登板機会のある他球団に行く方が彼にとっては幸せだと思います.
一岡が7試合で5ポイント,野間口が4試合で4ポイント(一時的に1軍昇格,1軍でも結果を出したので,CSで登板の可能性有り).
・捕手
特にポイントの多い捕手はいません.河野は7月に支配下登録となり,2軍で重点起用されはじめ,8月31日から1軍練習にも合流しましたが,そこでは「1軍戦力としては時期尚早」と判断されたらしく,消化試合で加藤の代わりに上がったのは市川でした.
・野手
橋本が38ポイント.山本が26ポイント,隠善が20ポイント.残念ながら9月の2軍の成績ではなく,それ以前での1軍の実績を考慮して,消化試合では,中井・大田・ボウカー・エドガーが消化試合で昇格しました.舎人さんも指摘していますが,橋本・山本・隠善は,フェニックスリーグ~秋季キャンプでアピールすることで来季の出場チャンスをえることになります.
*2軍の9月の月間MVP
先発投手:岸
たぶん,2軍の左投手の誰を戦力外にするかついては,岸か大立かという選択肢があったと思います.球威としては大立に劣るものの,1シーズンをケガなく過ごし,2軍で防御率トップとなった岸が,ケガがちの大立に勝ったということでしょう.
リリーフ投手:古川
残念ながら戦力外となりました.侍miyaさんが書いているように,来シーズンは,巨人の左打者の天敵となるかもしれません.
捕手:なし
野手:橋本.
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