2012年巨人のルーキー回顧-4:高木 京介(左投手)
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元大阪爺
2012年12月14日 08:16 visibility457
ドラ4:高木京(23才)の今年の成績
34試合31回1/3、2勝0敗10H1S,防御率0.57,WHIP:0.83、三振率(9回換算):8.0
29戦連続無失点(セリーグ新人記録)
以前にも書いたが、山口に匹敵する左の中継ぎ投手を取れたということが、2011年のドラフトの最大の功績ということになるかもしれない。防御率、WHIP、三振率と全く文句のつけようのない成績である。
この投手がどうして4位まで残っていたかが不思議だが、「よい球は持っているが、精神面に問題があって、好不調の波が激しい」というのがドラフト前の評価だったようだ。ところが、プロに入ってからの高木京は、精神面の不安定さなどは皆無で、上述のようにいつも安定した結果をだしてきた。プロに入って見事に化けたというところだろうか。
今までは、悪い時の(連投で疲れた時の)山口ですら、それを上回る左のリリーフがいなかったので、山口の負担が増してきたが、高木京は明らかに悪い時の山口よりは上であることを今シーズンは示したので
来期は山口の負担も減るだろう。今年は、山口が72試合で高木京が34試合だったが、来年は、山口が60試合前後で高木が50試合前後くらいになることを望んでいる。それくらいのペースなら、来年以降の5年間は、この二人で巨人の左中継ぎは安泰だろう。
ただ、懸念はある。古田さんは、高木京のカウント玉が右打者インコース寄りのカットボールであることを看破して、「この投手は簡単だ。(右打者なら)ベースの内側半分だけを待っていればよい。」と解説で言っていた。来年以降は、相手打者も研究してくるから安易にカットボールでカウントを取れなくなるかもしれない。本人もそのことは自覚しているようで、来年は、ツーシーム(シュート系の玉?)で、左打者の内角(右打者の外角)を攻めると言っていた。この攻めを実際に行えるかだおうかが、来年以降のの高木京の
カギを握っているように思える。
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