桑田の解説 (4/24,132785,16)
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元大阪爺
2010年04月24日 09:23 visibility162
桑田が、いかに多角的に考えて投手をやっていたかがよく分かる解説で新鮮です。堀内には選挙運動に専念していただいて、その分、桑田の解説を増やしてくれないかな。
感心した桑田のコメントをいくつか紹介します。私のうろ覚えですから、正確ではないかもしれませんが、趣旨はあっているはずです。
・広島のスタルツ投手が長野のピッチャーゴロをはじいてしまい、タイムリーの内野安打にしてしまった場面について。
「あの打球は、ショートの守備範囲ですから、触ってはいけないんですよ。僕が投げているときは、いつもショートの川相さんの守備位置を確認して投げていました。」
・広島のスタルツ投手のセットポジションについて
「完璧ですね。ここまで走者にきちんと気配りできる投手は少ないですよ。セットで長く持つというのは(走者をけん制するには有効だが)、簡単そうだが難しいんですよ。投手は、つい、ぴくっと動いてしまうんですよ。そうなるとボークを取られますからね。それが嫌だから早く投手はなげたいんですよ。」
・二死1・2塁で山口をリリーフして四球を出してしまった久保に対して
「攻撃側にとっては、二死1・2塁で抑えられるより、二死満塁で抑えられたほうが、後のショックが大きいんですよ。せっかく満塁までいったのに点が取れなかったと思いますからね。久保君も、ピンチを広げてしまったと悪く考えるのではなく、満塁にしたことをプラスに考えて投げてほしいですね。」→久保は無事、次の打者を打ち取りました。
・8回に一死1塁から、嶋に2点本塁打を打たれた久保に対して
「変化球で攻めて追い込んで、意表をついて、嶋君の弱点でもあるインコース膝元に直球を投げて打たれたんですが、キャッチャーの構えたところに完璧に行ってましたし、これは打った嶋君がすばらしかった。この1球については、試合後、キャッチャーの阿部君とちょっと確認するだけで十分ですね。」
・ピンチで足の速い選手を打席に迎えた金刃に対して
「あまり完璧にうち取ってはいけないんですよ。詰まったあたりだと内野安打になりますから。僕はこういうときは、ショート・セカンドの正面に強い内野ゴロが行くことをイメージして投げていました。そのためには、(球威はともかく)コーナーにきちんと投げることですね。コーナーにきちんと投げておけば、(打たれても)打球は野手の正面に行くようになっているんです。」
→この後、金刃は、インコースにボール気味のスライダーを投げて完全にうちとった形だったが、その打球が1・2塁間にゆるいゴロとなって転がり、内野安打になった。
・桑田は指導者としても,一流になれると思います.
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- 事務局に通報しました。
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