
コートのサイズと前線守備の技術
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アオ
2007年06月15日 00:39 visibility77
今日は1週間ぶりのボール蹴りでしたが、残念ながら雨模様。体育館の床もボールも湿り気味で、靴にくっつきすぎちゃってうまくコントロールできないこともしばしば。
それでも最近のフィジカルトレーニングの成果が出たのか、割と動くことはできたと思います。
ところでここのところ、ピヴォを続けてやっていくうちに、ある程度技術や戦術のあるチームを相手にするときの前線での守備技術について、自分なりにコツをつかんできました。
図も付けずに説明するのは無謀ですが、ちょっと説明してみます。
それは、相手陣内でボールが最後尾の敵選手についたら、一定の間合いをとっていわゆる中を切るポジションで、相手の切り返しや逆サイドへのパスをさせないように内側につくということです。これだけなのですが、意外に相手にとっては嫌なものです。
なぜなら、味方の他の選手が敵の選手に対してある程度マンツーマンでついていれば、よほど相手の前線がフェイントを入れてフリーになる動きをしてこない限り、相手のベッキやアラが斜め前にドリブルしても自らスペースを失っていくだけです。ですから、その間に他のメンバーもマークにつきやすくなるので、パス成功率が格段に落ちます。もちろんドリブルを続ければそのまま中を切ったままついていくし、相手同士のスイッチを妨害することもできるます。
さらに、自分が内側を切っているにもかかわらずそこで相手が中に切り返せば、すかさずボールにプレッシャーをかけられますから、比較的高確率で、最前線でのボール奪取が可能になります。そうなれば味方がいなければそのままシュートしてもいいし、ファウルも誘いやすくなります。
要は、サッカーのセンターミッドフィルダーやセカンドボランチの選手の守備の仕方と似たようなものですけどね。
逆に相手がこうした前線からの守備をしてきた場合どうするか?ですが、
まずコートのサイズが大きければ単純に下がりながらボールキープして、味方がフォローに来てくれるのを待つのが一番ボールを失いにくいですし、さらに下げると同時にワンツーで受けられる位置に走ってそこから前線に一本出せば一気にフリーの3対3を作れます。
ただ、コートが小さいとこれはなかなか難しい。味方が戻ってくれてもそこにもマークがついてしまうこともあるからです。なので、ベターな選択肢としては、マーカーにつかれながらも、粘りながら前進してハーフウェイあたりまで出て行って、そのあたりで詰まったら相手に当てて出してマイボールキックインにするとか、真後ろまで味方がフォローしに来てくれるのを狙うくらいしかできません。(ただし真後ろに下げると、また同じことの繰り返しになり、なかなか敵陣に入れない)
結局のところ、最後尾はワンサイドカットされないように、常に3人が横に並び、1人がサイドに出したらそのまま前線に抜けて行き、受けた選手と逆サイドの選手がすかさずクロスしてマーカーをはずしてボールを受け渡し、その間に必ずピヴォの選手が動きのフェイントを入れてフリーになっておき、抜けていった選手が裏のサイドのスペースを狙うというのが一番いいですね。それだと、相手のディフェンスが前につめていれば一気に裏に抜けた選手を狙うこともできるし、ピヴォも少なくとも次の選択肢を持った状態でボールを受けられるわけです。そうすれば、一度は敵陣に入れますから、仮にうまくいかなくても一度下げて、後ろの二人はプレッシャーがかからないように早いボールの受け渡しをしたり、キーパーに戻して前線に抜けていった選手の戻りを待つことができるわけです。
まあ、本当は最後尾でプレッシャーがかからないように、周りの選手がいつも動きのフェイントを入れてフリーになる動きをし続け、ボールを早く動かすのがベストなんだと思いますけれども、さすがにその域に到達するのは、目指していたとしても簡単ではないので…。
つまり、攻撃側としては最後尾にプレッシャーをかけられないようにみんなが動くということを完全に遂行するのはかなり難しいのに対して、守備側としては敵陣〜自陣バイタルエリア手前で単純にワンサイドカットで内側をしっかり切りながらついていくというのは、単に体力さえ続けばできることなので、単純に効くように思います。
しばらく実践してみて、さらに磨きをかけていこうと思います。
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- 事務局に通報しました。
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