ヴェルディはJ2をどう戦うべきか

時おりヴェルディサポの間で話題になる、「個人か組織か」という論点は、J2ではあまり意味がないと考えています。
個人の能力に頼るサッカーか、細かい戦術で強い組織を作るサッカーか、そのどちらの傾向が強いのかというのは、目標ではなく結果でしかないような気がします。
選手の入れ替わりが激しく（特に今季は異常でしたが）試合数の多いJ2では、よほど首位独走でもしない限り、高度なチーム戦術を浸透させるのは難しいはず。
むしろ運動量を含めた個人戦術と、守備の集中力が決めてになると思います。それはラモスも間違っていない。そして、その結果としてラモスも言うように4連勝をすれば、自分達はこれで勝てる！という自覚とメンタルの強さが出てくるはず。

でもラモス体制下で、選手たちはまだそういうイメージを共有できていないように思います。

加えて、ゲームの状況に応じたオプションの引き出しも、成功率や種類がシーズンを通じて向上したようには感じられません。

武田氏にしても他の人にしても新しいコーチが来るなら、まずその辺りを改善しなければならないでしょうね。