☆全国中等学校野球史(26)~京都~

京都府の野球は第三高等学校に始まる。やがて中等学校にも広まり、明治20年代には京都一中(洛北)、京都二中(鳥羽)、京都一商(西京)、同志社中(同志社)で相次いで創部された。
明治34年には第三高等学校主催の近県連合野球大会が始まり、愛知一中なども参加した。
明治43年に、京都二中が創立十周年を記念し早稲田大学を招待し試合を行った。京都二中はエース高山義三が好投し、9回表に決勝点を奪われるまでは 1-1 と互角の試合をした。当時の京都二中は中等学校のレベルをはるかに超えていたという。
第1回全国中等学校優勝野球大会が開催されるきっかけとなったのが、大正4年に三高に入学した京都二中の元エース高山が、京都二中の強さと活躍を信じて朝日新聞京都通信部に全国大会開催の話をを持ちかけたことからである。
第1回大会京津予選には、京都から8校、滋賀から3校が参加し、京都二中が予選を制し全国大会に出場した。尚、予選に参加した京都勢8校のうち、西京、山城、同志社がその後1度も欠かすことなく予選に参加し続けている。
全国大会に出場した京都二中は高山が期待した通りの活躍で、見事に優勝を飾ったのである。


初代表校
京都ニ中(大正4年夏)(現・鳥羽)

初勝利校
京都ニ中(大正4年夏)(現・鳥羽)

最高成績
優勝

春夏通算成績
191勝168敗2分

最多勝利校
龍谷大平安 96勝





以上です。

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